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ROCKTRON Multi Valve [使用楽器・機材・部品紹介]

MIDIの相性



エフェクターを積んでいないROCKTRON PIRANHAというギタープリアンプのセンド&リターンに最適なエフェクターは同じROCKTRONの製品だろうという発想で「Multi Valve」という真空管入りのマルチエフェクターを使ってみた。


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外見はVooDu Valveに似ていて、DIN端子のアダプターで動く所も同じ…VooDu ValveはROCKTRONの日本代理店である日本エレクトロ・ハーモニックスの日本製で、Multi ValveのはROCKTRON製でメイドインチャイナ。


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Multi Valveのマニュアルに記載されているアンプとの接続例図にはPIRANHAが登場するが、PIRANHAのマニュアルに出てくるエフェクター接続例ではINTELLIFEXだった。


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Multi Valveはチューブを搭載しているからといって歪み系のエフェクトは積んでいなくて、コンプとEQ以外は空間系エフェクトが入っているんだけど、何故か真空管も使える。


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真空管を使って暖かみのあるビンテージサウンドが出せるという事らしいが、オフにする事も出来る…俺は使っていないので、真空管から無駄に熱が出ている感じ。

DSPという速いプロセッサーなのでチャンネル切り替え時の音切れ現象は感じられず、音の広がりは良い感じ。

ROCKTRON特有の音なんだけど、これをアメリカンな音と嫌う人が多いけど、俺は逆に気に入っている。

ただ、MIDIで切り替える時に問題が生じた。

以前から複数のMIDI機器をコンロローラーで連動させようとすると、トラブルが生じたのでOPCODEの「Studio3」でMIDI信号を分配していた事があったが、今回も奇異なトラブルがあった。

MIDIケーブルをコントローラー→PIRANHA→Multi Valveの順で繫いで、コントローラーでパッチを切り替えると保存したはずのMulti Valveの設定が消えてしまう。

保存されなかったのか?と、手動で切り替えると保存した設定が呼び出されるという謎現象が起きた…大混乱になった。

ではMIDIで切り替えた時に呼び出される中身は、普段何処に保存されているのか?とか、全く判らない。

そこでコントローラーからMulti Valve→PIRANHAという流れで繫ぐと怪現象は収まった。

どうやら今回はPIRANHAが問題だった様だ。

とにかくROCKTRONのMIDI関係は組み合わせに注意なのだ。