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2021 MotoGP第5戦フランスGP [モータースポーツ]

クアルタラロPP




天候に振り回された予選は、地元GPのクアルタラロがポールゲットで、これで3戦連続。

予選2位も同じチームのヴィニャーレス、3位は絶好調のドゥカティのミラーが入った。

開幕からコースレイアウトや天候に関係なくドゥカティが安定して好調なのが印象的で、これまでの日本メーカー全盛からヨーロッパメーカーの時代に移行している感が拭えない。

これまでのドゥカティといえば直線番長でコーナーの多いコースは苦手というイメージだったが、最近は違う。

一方「ドライでは厳しいがウエットなら前に出る自信がある」とコメントしていたマルケス兄は6位でホンダ最速…流石だ。


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決勝はドライでスタートしたものの、すぐに雨が降り出してフラッグ・トゥ・フラッグとなる。

注目のスタートは、ドゥカティのミラーが別カテゴリーのマシンか?と思うほどの圧倒的パワーでホールショット!ヴィニャーレスとクアルタラロが続く。

ドライでは速いYAMAHA勢だったがトップを走行していたヴィニャーレスは雨が降り始めると後退していく。

ヴィニャーレスに変わって先頭に出たクアルタラロはかなり頑張った。

レイン用マシンへの乗り換え騒ぎが収まると、マルケス兄が有言実行でトップに躍り出た!

他車より勢いのある走りで、後続を引き離しに掛かるマルケスだったがハイサイドで激しく転倒、再スタートするも再び転倒でリタイア。

レース中盤にトップに出たミラーは、2度のペナルティの影響も皆無な程突き抜けた速い走行で独走し、そのまま優勝、2位に母国GPのザルコ、3位も地元のクアルタラロが粘った。

4位はバニャイア、5位はペトルッチとドゥカティの強さが目立った。

来期はロッシ率いるVR46チームもドゥカティ機でモトGP参戦が決定、ドゥカティはグレジーニ・チームとも契約を希望しているらしい。

来期のドゥカティは何チーム体制になるんだろうか?

まずワークスの「ドゥカティ・レノボ」、現サテライトの「プラマック・レーシング」が2台体制で、ロッシ弟が乗っている「スカイ・VR46・エスポンソラーマ」と「エスポンソラーマ・レーシング」が1台体制だけど、来年はそれらに加えてVR46が2台で、グレジーニ・チームも加わればドゥカティ一色のMOTO-GPって感じだ。

今回はリタイアに終わったマルケス兄だが、俺には復活した様には見えなかった。

全盛期のマルケスは転け方も上手かったが、今回はまるでロレンソの様にマシンから激しく放り出されていて、再び怪我をしなかったのは「運が良いだけ」に見えた。

復活には、少し時間が掛かるかも。

ただ、ホンダはマルケス兄の調子次第ではF-1GPに続いてMOTO-GPも撤退とかになるかも。

次戦はいよいよイタリアGP、無観客らしいがロッシの復活に期待したいのだ。