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巨人 VS 阪神 2021年5月14~16日 [阪神タイガース]

2勝1敗



このカードで2000試合を経過する「伝統の一戦」の言葉通り、カラクリ(東京ドーム)での巨人戦は久しぶりの真正面からの凄まじい激突だった。

巨人は坂本、阪神は大山を欠き実力が拮抗した中で、阪神は勢いを付けたい、巨人はこれ以上離されたくない意地とプライドが爆発した。

初戦の先発は、雨天中止で巨人戦に回した青柳。

これが神の一手だったと思うし、これで阪神のエースは西では無く青柳だという事がハッキリした試合だった。

狭いカラクリ(東京ドーム)なので最後まで気が抜けない試合だったが、青柳は巨人打線を7回1失点で抑え、岩崎、スアレスが1点を守りきった。

これで巨人は1つも落とせなくなった。


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2戦目は、巨人がなりふり構わず本気を出した。

巨人は先発サンチェスが粘って勝ち越すと、高橋~中川~鍵谷~大江~野上と後先かまわず投手を送り込む継投で、阪神打線を押さえきった。

流石に去年のリーグチャンピオン、強いと思った。

阪神は2億で韓国リーグから迎え入れたロハスが大ブレーキ。

ど真ん中のストライクに腰が引ける状態のロハスは20打席連続無安打という新記録を打ち立てた。

ただロハスは結果はまだ打てていないだけで実績はあるシッカリした選手で、コロナで練習不足なのはどうしようもない。

連日優秀な中日~巨人投手陣の一流の球を贅沢に20打席も見せているわけで、練習不足が解消されればマルテやサンズより怖い存在になるだろう。

記念すべき伝統の一戦2000試合目は、巨人が制した。


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ただ、これで1勝1敗の五分となり、両チームどちらも3戦目が落とせなくなり、久しぶりに試合前からヒリヒリした緊張感が漂ってきた!

3戦目は、先発投手がアルカンタラで外人枠の関係でロハスが陽川に変わった。

変わった途端、陽川がホームラン。

阪神が6-2でリードして、これで勝負あったかなと思ったら6回に巨人が1点差に追い上げた。

この追い上げは、他のどの球団にも無い凄まじい圧力だった。

原監督は先発の今村を3回でスパッと見切ると平内~戸根~田中~野上~鍵谷~中川と、2戦目に続くなりふり構わない継投で5回以降の阪神打線を0封で抑えきった!圧巻だった!

俺は巨人の投手事情を知らないが、シーズン終盤なら判るが今の時期にビハインドでこれだけの投手をつぎ込める巨人は凄いと思った。

巨人は投手にかかる負担度外視で「この試合に何が何でも勝つんだ!」という風に見えたが、どうなんだろうか?

巨人の投手コーチは宮本なのに桑田が頻繁にマウンドに行くが、この先当番過多で投手陣崩壊になれば誰が責任を負うのか心配になった。

貯金16のお祭り阪神からはイマイチ見えないが、今の巨人はここで阪神を止めないと引き離されてしまうと焦っているのかも。

俺は、糸原や中野、サンズも調子が落ちてきたし、ビハインドで出す中継ぎ投手陣はかなり酷いし、勝負所はもっと先で焦ることはないと思うけどね。

長島終身名誉監督が見守る中での巨人の猛追だったが、6回で力尽きた。

阪神は虎の子の1点を岩貞、岩崎、スアレスが守りきった。

重い重い…カラクリの屋根より重い1点だった。

ファンも痺れる死闘だった!


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さて、次のカードは聖地甲子園で、今年まだ負け無しのヤクルトだが問題は巨人戦疲れ。

そろそろ雨天中止が欲しいのだ。