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トレヴァー・ラビンの謎 [ギターの話題]

ストラトの謎




最近はストラトのシングルコイルサウンドに興味がある。

YOUTUBEなどでストラト弾きの音を聞き比べていて、そういえばトレヴァー・ラビンはどうなの?と浮かんだ。

トレヴァー・ラビンといえばミラーピックガードのエスニックな柄のストラトという印象。

しかしプログレとなると機材は言うまでもないが仕様楽器も謎が多い。

トレヴァー・ラビンの楽器や機材の詳細は見つけられなくて、ネットで幾つか写真を見比べただけでも、例のストラトは時代によってパーツが入れ替わっていた。

今回の調査はトレヴァー・ラビンが映画音楽制作からバンド復帰以降の写真から判断してみた。


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ギターは60年代のストラトで、ネックはローズ指板のスモールヘッド、ピックアップはフロントはフェンダーのレースセンサーかな、ポールピースが見えなくてEMGみたいにツルッとしている…色が少し変なのは、リッチー・ブラックモア御大同様、白いピックアップカバーをマジックで黒く塗った感じがする。

センターはBill LawrenceのL-250に見える。

L-250はバーが一本のシングルコイルでBill Lawrenceでは初期の頃のモノ。

まだBill Lawrence独特の「鼻詰まり音」になる前に制作されたモノで、極めてクリアな癖のないサウンドでエフェクターの乗りも最高。

この素晴らしいピックアップは俺もストラトのフロントにマウントしていた事があったけど、ピックアップの中が透明な樹脂で埋まっていて、何かの衝撃で樹脂にヒビが入ると中が断線したのか音が出なくなったが、ショックを与えると復活するので、そのまま使い続けていた…なので当時はピックアップをフロントに切り替えるときにピックでコツンとピックアップを叩くのが癖になっていた。

そして興味津々のリアピックアップはSEYMOUR DUNCANのCool Railsに見える…外見がソックリのHot Railsにも見えるが、あの音はHot Railsではないと思う…もしSEYMOUR DUNCANだとすれば、現在発売されているのでは無く初期型のCool Rails。

とにかくリアが「シングルサイズのハンバッカー」なのは確かで、俺は今までシングルだと思っていたので、少しショックだった。

ってか、俺もリアをCool Railsに替えたくなってきた…シングルサウンドを追求していたが、早くも撤退みたい。

気になるアンプ関係は「Axe-Fx II」で、コレも意外と思っているとアコギもLine-6のモデリング・ギターだった。

イエスの色んな時代の、色とりどりの音を出すには、こういう機材でないと大騒ぎになるからだと思うが、ラビン先生のデジタル積極活用は、未だにフルアコやマンドリンなどを頻繁に持ち替えているアナログなスティーヴ・ハウと真逆だ。

ストラトのピックアップはS-S-Hが真理かも。

ストラトは奥が深いのだ。