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総理会見 [日々のあれこれ]

奇っ怪な出来事




俺が尊敬するジャーナリストの神保哲生さんが、ガースー総理の記者会見で質問した。

安倍政権ではテレビ枠の時間内にフリーランスジャーナリストの質問は放送されなかったが、ガースー政権になって会見の時間が大幅に短縮された事により、神保さんの質問がテレビ中継に乗った…本人はこれを「放送事故」と笑っている。

メジャーメディアの質問は、事前に提出させた質問に官僚達が答えを書いた紙をガースー首相が朗読するだけだが、その後に行われるフリー記者達の質問は「質問の事前提出がない」状態、そんな中で手を挙げた神保さんに質問の機会がやってきた。

神保さんは、「日本はコロナ患者者がアメリカやEUと比較にならないほど少ない数なのに、世界で最もベッド数の多い日本がベッド不足による医療崩壊を起こしているが、それらを法改正で対応できるか?」という質問だったが、ガースー首相のコメントはトンチンカンだった。

ただ、ガースー総理はその後に突然質問とは関係のない「国民皆保険(かいほけん)制度の見直し」を行うみたいな事を言い出した。

これは政権が吹き飛んでもおかしくないトンデモ発言だが、問題はここからで…ここから先のリアクションが「あれは元々予定されていなかった質問に対して、管総理が勝手に答えた事なので、たいした意味はない」という扱いになってしまったらしい。

「あれは管さんという人が、訳判らないで勝手に言った事なので、言い間違いか何かでしょ」と、殆ど無視される扱いになったそうだ。

よく「総理が自分の言葉で答えないと政治はダメだ」という意見が多いが、この国は総理が自分の言葉で答えたら意味がないモノとして扱われ、「総理は官僚が書いた作文を読んでいるだけ」という批判が多いが、むしろこちらの方が重要で本物なんだという事になる。

しかし、この件で野党が全く騒がないのが一番奇っ怪なのだ。