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毘沙門天 VS コロナ [日記]

節分




スーパーの地下食料品売り場に人だかりが出来ていた。

何だろうと行ってみると、恵方巻きの販売だった。

節分だ!

奈良は盆地なので冬は寒い…節分の時期が一番寒いと思う。

そこから東大寺二月堂でお水取りの松明の炎が舞うと春が来ると言われているが、そこから実際に桜が咲くまでが長い。

東京はどうか知らないけど、奈良には長く続いている節分に行われる儀式があって、法隆寺の西円堂では追儺式という「鬼追い式」が毎年行われてきた。

西円堂に黒鬼、青鬼、赤鬼が現れ、松明を投げ、毘沙門天が現れて鬼を追う。

天部の仏神である毘沙門天は四天王の時は多聞天と名乗っている武神。

毘沙門天は聖徳太子と縁があって、太子が物部守屋との戦いの前に「もしこの戦に勝利したなら、必ずや四天王を安置する寺を建てる」という誓願をし、戦に勝利して建てた寺が大阪の四天王寺。

そんな毘沙門天が毎年節分に現れて鬼を追い払ってくれるんだけど、今年はコロナで中止らしい…こういう時こそ普段テレビで「PCR検査なんて要らない」と言っている人の出番だと思う。

鬼の面を付けて、毘沙門天からパイルドライバーを喰らって儀式を盛り上げて欲しいのだ。