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2020 MotoGP 第13戦 ヨーロッパGP [モータースポーツ]

ポル・エスパルガロPP[モータースポーツ]







予選はレッドブル・KTMのポルがポールをゲット、2位にリンス、3位に中上が入った。

今年はスズキを全力で応援しているが、いよいよジョアン・ミルのチャンピオンが見えてきた!!

決勝もスズキの2台が常にトップ集団を走っていて、安定して強かった!!

ここまでポイントではトップだったが優勝の無かったミルが、遂に先頭でチェッカーを受けた。

2位もスズキのリンス…スズキは2台しかエントリーしていないが、その2台がワンツーフィニッシュって、他のメーカーは何をしているのか?

3位に予選トップのポル、中上は4位に終わった。

一方絶対王者マルケス不在で優勝候補だったヤマハ勢は、11位のモルビデリが先頭で、6基目エンジン使用によりピットレーンスタートだったヴィニャーレスが13位、転倒後追い上げたクアルタラロは14位に沈んだ。

ヤマハの来期がヴィニャーレスとクアルタラロって大失敗かも。

来期が決まらないドヴィツィオーゾは、イアンノーネがドーピングで4年出場停止が決まったので、アプリリアに行くかもしれない。

あと、マルケス兄の今シーズン出場の復帰は無いことが発表された。

これって、マルケスの走りに影響が出るかも。

これまでマルケスは、予選などで転倒することでマシンの限界点を探っていた…そんな無茶な事をやったのはマルケスだけだった。

実際転倒も天才的に上手で怪我することは無く、限界点を知ったマルケスは決勝で転ぶことは少なかった。

誰もがマルケスは転けても怪我しないと思っていたと思うし、本人も転倒に対しては絶対の自信があったので、激しいバトルでも異次元の思い切りの良さがあった。

今回の怪我も、以前ロレンソが予選で骨折した後、ヘリで運ばれてスペインに戻って緊急手術を行い、再びサーキットに戻って関係者の前で腕立て伏せパフォーマンスをやって出場した事があった。

マルケスも同じで、緊急手術後に腕立て伏せをやって次戦の予選に間に合わせたが…マルケスはロレンソでは無かった。

気楽に転倒していたマルケスが「その年を棒に振ることもある」という考えが追加された事で走りに影響が出るかもしれない。

マルケスの走りは事前にどこまでやれば転倒するかを知っていて成り立つ走りなので、これまでの様に気楽に転倒出来なくなれば、走りそのものが変わるかもしれない。

昔F-1で、大きな事故をやった後は、時間を空けずにレースに復帰するのが良いと聞いたことがある…時間を空けてしまえば、頭に事故の恐怖が焼き付いてしまう。

今回のマルケスは、脳裏に焼き付けるには十分な時間を取りすぎるほど取ってしまった。

恐らくマルケス程の天才になれば、スピードや転倒は怖くないと思う…それよりも、これまではみじんも考えなかった自分の身体が追うダメージの恐怖と戦うことになるかも。

来期のマルケスの走りに注目なのだ。