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2020 MotoGP 第4戦 チェコGP [モータースポーツ]

ザルコPP[モータースポーツ]



予選からドゥカティとヤマハが好調。

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決勝は、モルビデリがトップ、アレイシ・エスパルガロが続き、クアルタラロは次第に後退する展開。

やがてKTMルーキーのブラッド・ビンダーにドゥカティのザルコが加わる典型に。

最後はビンダーが後続を5秒以上放して堂々のチェッカー、2位にヤマハサテライトのモルビデリ、3位はドゥカティサテライトのザルコが入った。

ヤマハ、ドゥカティ共にサテライトチームが強く、ワークスはドゥカティはドヴィツィオーゾとペトルッチガ仲良く11位と12位、ヤマハワークスはロッシが得意のブルノで5位、ヴィニャーレスは14位と見る影も無かった。

レース後半、ドゥカティサテライトのザルコとポル・エスパルガロと接触しエスパルガロがリタイアした件でザルコにロングラップ・ペナルティが下されたとき、ドゥカティワークスの首脳陣が抗議したのは凄かった。

ザルコは自分のラインを走行しており、ラインを外したポルがインに戻ってきての接触なので、これは普通のレースアクシデントだと思う。

ザルコが冷静に悪コンディションのペナルティエリアを走行して、順位を落とさずにレースに戻ったのは凄かった。

予選では後追いでのポールとか、皆ザルコには厳しい声が多いが…凄く乗れていると思う。

そして、ホンダはサテライトの中上が8位でトップ、中上をこき下ろしていたクラッチローは13位、そしてチャンピオンマシンを駆るホンダワークスは兄の七光りマルケス弟が15位、マルケス兄の代役ステファン・ブラドルに至っては18位というか最下位だった。

ただ、もしマルケス兄が走っていれば、マルケスが優勝で他のライダーの成績はさほど目立たない「いつもの光景」だったと思う。

今回のレースでクアルタラロが更にポイントを稼ぐかと思っていたが、結果は違った。

レース毎に優勝者が変わりトップ争いがお互いのポイントのつぶし合いになれば、マルケスが戻ってきて怒濤の逆転チャンピオン獲得があるかも。

ビンダーの初優勝は混沌とした今年の象徴なのだ。