騙されないと判らない

都知事選


前回の選挙では都民ファーストの大ブームで緑のオバサンが圧勝で都知事になったが、頂点を極めた瞬間に希望の党が真っ逆さまに奈落の底に転げ落ちた。

その後静かに機会をうかがっていたが、コロナと共にテレビに再登場。

緑のオバサンは前回の都知事選の公約の大半を履行せず、学歴詐称疑惑も何処吹く風のお局パーワーで自ら作った東京アラートを解除して華々しく都知事選に立候補を宣言、他に有力な対抗馬も見あたらず今回の選挙も圧勝ムードだった。

しかし黙っていられなかった山本太郎氏が立候補を宣言した。

都知事選は緑のオバサン１強の退屈な無風状態から俄然全オモシロ展開になってきた。

山本氏の立候補は先に立候補を表明していた宇都宮氏と反小池票の取り合いになり、結果として現都知事を利する事になるのでは？という声もある。

確かにその通りかもしれない。

現時点で小池支持の人は山本氏には入れないと思うので、俺は山本氏は宇都宮阻止の小池擁護で立候補したんだっと思っている。

しかし野党共闘の傘の下も夢の楽園などでは無く、手かせ足かせのシガラミは存在する…今回の山本氏はそれらからもフリーな立ち位置なのは立派だと思う。

都民の多くは石原～猪瀬～桝添～小池とロクでもないのが続いただけに、最近は国政は現総理で無ければ何党の誰でも構わないし、都知事は緑のオバサンで無ければ誰でも良いという雰囲気で、俺なんかは顔も見たくないというか生理的に受け付けない。

だからこの際、一度山本氏に都知事をやらせて、果たして何処まで公約を実現できるのか？お手並み拝見も、緑のオバサンが再選するよりはマシだと思う都民は多いと思う。

俺は昔から山本氏を全く信用していない…山本氏の1つとして実現できそうにない魅力的な公約の羅列を見た瞬間に「勝つ気無いな」と確信した…最初から都知事になるつもりがないなら、どんなマニフェストも無責任にホイホイ言える。

しかし騙されるのが大好きな都民は、今回山本氏に騙されてみるのもアリだと思うかも。

いずれにせよ退屈だった都知事選が俄然盛り上がってきたのだ。