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コロナと文化 [日々のあれこれ]

一人親方[たらーっ(汗)]


YOUTUBEのニュース系動画で知ったんだけど、コロナ騒動で日本の文化が大変な事になっているらしい。

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演劇や音楽などホールなどにお客さんを入れる興業は、ここ最近はほぼキャンセルになっている様だ。

3密の2メートル四方を明けると2000名収容のホールで250名らしい…これでは大赤字になってしまう。

劇場などで裏方を支える照明や音響などは「一人親方」と呼ばれる人が担当していて、最近はコロナで収入が殆ど無い状態に陥っているらしい。

一人親方といえば、以前あるJ-ROCKのトリビュートバンドでベースを弾いていたとき、もう一人ギターを増やそうという事になってオーディションをやることになった。

人気バンドのトリビュートだったので応募者が多くて大勢の人がやってきた。

バンマスさんが事前に応募者の年齢などを絞り込んでいたので、同世代の人が入れ替わり立ち替わりスタジオに入ってきたんだけど、その中に凄い人がいた。

髪の毛が腰まで伸びた無精髭で、ザック・ワイルド級の凄いフレアジーンズに派手なブラウスという和製ジミヘンみたいな感じだったが、驚いたのはド派手な格好ではなく持ってきたギターと機材だった。

ギターはカスタムだと思うが珍しい紫ラメのストラトで、ネックはスモールヘッドでウオールナット、ピックアップカバーの焼けが凄いのでレリックか相当古いビンテージなんだと思った。

巨大なエフェクターボードには、数々の有名エフェクターがギッシリ詰まっていて、馬鹿デカいMXRのポールギルバートモデルのフランジャーが印象に残っている。

ジミヘンさんはギターも上手かったが余りにも多くのバンドを掛け持ってたので、我々も全員掛け持ちばかりでリハーサル日を決めるのにも凄く難航していたので他の人に決めた。

ただ、そのときに髪型とかに興味が湧いて職業を聞くと、何かの関係の「一人親方」だとおっしゃった。

俺はそのとき「一人親方」という言葉を初めて聞いたので、一人親方って儲かるんだなと驚いた。

YOUTUBEのニュース系動画で「一人親方」という言葉を聞いて、あの日のジミヘンさんを思い出したのだ。