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アナログメディアのデジタル化 [日々のあれこれ]

DATテープ編[るんるん]


東京都は新型コロナウイルス騒動での緊急事態宣言状態なので、「如何に自宅で楽しく過ごすか?」計画の一環として新DTMプロジェクトなどに没頭している。

今回はオープンリールMTRテープ録音で大活躍したDATデッキ君を使って、DATテープをPCに取り込んでいる。

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デジタル→デジタルなのでDATデッキのプレイボタンを押してPC側で波形編集ソフトのRecボタンをクリックするだけで、レベルなども全てそのままコピー元の通りで入力される。

この作業も過去に何度か行っていたが「やっと終わった!」と思った後から次々とDATテープが発掘されるので、今回も緊急事態宣言でDATデッキも引っ張り出した事だし、丁度良い機会なので激重の腰を上げて再開している。

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今作業しているテープは、DATテープが俺の自宅のオーディオでメインのメディアだった頃のモノが多いので、凄く懐かしいので録音中の音をモニターに返してイージーリスニング状態にしている。

この作業は等倍速なので時間が掛かるのが大問題で、俺は複数のPCを作業別に振り分けているので問題ないけど1台のPCに全ての作業をやらせていると録音している間は他の作業は出来ないのでテープの量が多いと大変だと思う。

こういう古いモノを聴き直すって、タイムマシンで過去に戻るみたいで楽しい…今から20年以上前のHR/HM系にもトレンドがあって、当時はそれが格好良かったんだけど、今聴くと凄く不自然で奇妙に聞こえるものがあって興味深い。

1990年代は楽器や機材、録音機材などの世界にもデジタル技術やコンピュータが入ってきて劇的に変化したので、良くも悪くも「盛りすぎ」な時代だった。

便利なデジタル関係に一通り慣れた頃に、どこからとも無く「これ位で良いんだよな」という肩の力が抜けた声が出だした。

80年代に流行ったLAメタルなんて、どのバンドのプロもビデオも早送りで見ているように張り切っていて、何処のギターも無駄に速弾きで元気いっぱいだった…アメリカや、その子分の日本の景気も最高だった。

音楽を聴くのが楽しかった時代に聴いたモノは、今聴いても楽しいのだ。