ギター世界最速 [ギターの話題]
マイケル・アンジェロ
マイケル・アンジェロさんが全世代でNo.1の最も速い速弾きギタリストという事は昔から知っていたが、その時は少し演奏を聴いて何か違う気がして興味が沸かなかった。
しかし、最近ギターのリハビリの一環で何もかもこれまでとは別のルートを歩んでいるので、興味津々でYOUTUBEにあるアンジェロさんのライブ動画を見た。
まず驚いたのが、音の良さ。
俺の見たライブ動画は、ライブ後半の数曲以外は全てアンジェロさんがカラオケに合わせて単独で弾いている。
後方には、ほぼ同じセッティングのアンプが2台並んでいる。
1つはメインのアンプで、もう1台はダブルネック用だと思う。
アンプヘッドは恐らくDV MARKのMULTIAMP LGという250W + 250W のステレオパワーアンプで、マルチエフェクターとパワーアンプが合体したイタリア製のアンプヘッドで、MARSHALLのキャビネットを鳴らしている…ステレオアンプだけど、マイクの本数を見ると両方ともモノラルで鳴らしていると思う。
ステージ上でカラオケをモニターする為に、クイックにアンプの出音を可変するためにアッテネーターを使っているかも。
とにかく動画のギターサウンドは素晴らしい!
ギターは、ディーン製のシグネチャーモデルで、メタルなペイントがされているので一見奇抜に見えるが、ネック幅が広くバランスが良さそうで弾きやすそうに見える。
足下は至ってシンプルで、小さなハーフサイズのオーバードライブペダルと、恐らくチューナーの2つだけ。
チューナーを踏むとアンプへの信号が切れるので、ボリュームペダルの様に演奏中のボリュームカットに使っている。
V時に組まれたダブルネックギターの為のもう1台のアンプも同じものを使っているので、足下には計4コのペダルが並んでいるだけ。
後の音作りは、DV MARK内蔵のマルチエフェクターで作っているんだと思う。
カラオケも良くできていて、演奏する曲目は皆がよく知っているOZZYやレッドツェッペリンとかなんだけど、ちゃんと曲によってドラムの音がジョン・ボーナム風に変わったりしている…アンジェロさんのギターの音は殆ど同じ音で、カラオケの中にもギターの音が入っている。
曲が終わると、アンジェロさんが自分でステージ後方にあるカラオケのスイッチを操作しに行く…MCが長引いて操作が遅れると次の曲が始まってしまう…ハイハットのカウントが始まってしまうと、アンジェロさんが慌てて消しに走っている。
アンジェロさんが次の曲を仕込んでいる時は、ステージのフロントには誰もいないのでシーンと静まりかえってしまう…誰かがカラオケの機械を操作してあげれば良いのにと思った。
アンジェロさんは元々左利きらしいが、ライブ後半に突然ステージに金髪のお姉さんが現れて「ダブル=アックス」と呼ばれるV字型に生えているギターをアンジェロさんに渡す。
お姉さんは、ギターの受け渡しだけが仕事らしく、「ダブル=アックス」での演奏の前後しかステージに現れない…カッコ良いから歌でも歌えば良いのに。
ディーン製のダブルネックのギターは、最初は左利き用のネックで腕を交差して弾く…難易度の問題以前に、これをやりたいと思わないが、とにかく凄い。
サウスポー側のネックで腕を交差させた後、普通にサウスポーのフォームで弾いている…右利き様の時の様なスピードは出ないし、難しいフレーズも弾かないが、それでもアイアンメイデンのギターなんかよりは上手く弾けている。
ライブのハイライトはここからで、「ダブル=アックス」に装着されているバーで上げ下げ出来る開放弦をミュートする「フレットラップ」を使って、左右でソロをハモる「1人ツインリードギター」や、片方でバッキングをしながらもう片方でメロを弾いたり、両方でユニゾンで弾くと天然ダブリング効果で凄い迫力というか…左右のギターを個別のアンプで鳴らしているので、これまで経験したことのない不思議な迫力で、両腕を上げてポーズを取ってクライマックスとなる。
とにかく「ダブル=アックス」を両方共弾く時は、全てピッキング無しのハンマリングとプリングだけなので、握力と持久力の凄さに驚いた…並大抵の鍛え方では無い。
ライブの最後の数曲は、何故か全員バラバラな格好の寄せ集めみたいなメンバーがステージに登場して、それまでの気合いの入ったメタル曲で無く、爽やかな曲を演奏して終わった…それまでのカラオケでの演奏が独特で凄かっただけに、間抜けなバンドでの演奏は無い方が良かった。
アンジェロさんのライブ動画は…ギターの「速弾き」に尽きる。
回転ハンマリングの「アンジェロラッシュ」とか、トリッキーな奏法が目立つけど問題はピッキング。
ピックを深く握っているのか、小さなピックなのか判らないが振り幅は小さい。
通常時はかなりオーソドックスな感じに見えるが、超高速モードに入ると独特のフォームになる。
ブリッジからネック方向にずらして、センターピックアップの上辺りでノーミュートで弦に対して直角にピックを当てている!
フレーズとかスケールとかで無く、光速ピッキングならではの独特の響きというか、全体で1つの痙攣した世界って感じで、アンジェロさんの右手が光速フォームになるとキタ━ってなる。
最近俺はレガートの練習をしているんだけど、こういうのを見てしまうとフルピッキングも格好良いね!
そして、ノーミュートも凄い…俺なんて全然真似出来ないけど、ここ一発速いのを弾くときはノーミュートになってしまう時があって、何とかミュート出来る方法を模索していたんだけど、アンジェロさんのフォームを見て「ノーミュートでも良いんだ!」と勇気づけられた。
何もかもがパワフルで独特のアンジェロさん。
真似したくても凄すぎて出来ないのだ。
マイケル・アンジェロさんが全世代でNo.1の最も速い速弾きギタリストという事は昔から知っていたが、その時は少し演奏を聴いて何か違う気がして興味が沸かなかった。
しかし、最近ギターのリハビリの一環で何もかもこれまでとは別のルートを歩んでいるので、興味津々でYOUTUBEにあるアンジェロさんのライブ動画を見た。
まず驚いたのが、音の良さ。
俺の見たライブ動画は、ライブ後半の数曲以外は全てアンジェロさんがカラオケに合わせて単独で弾いている。
後方には、ほぼ同じセッティングのアンプが2台並んでいる。
1つはメインのアンプで、もう1台はダブルネック用だと思う。
アンプヘッドは恐らくDV MARKのMULTIAMP LGという250W + 250W のステレオパワーアンプで、マルチエフェクターとパワーアンプが合体したイタリア製のアンプヘッドで、MARSHALLのキャビネットを鳴らしている…ステレオアンプだけど、マイクの本数を見ると両方ともモノラルで鳴らしていると思う。
ステージ上でカラオケをモニターする為に、クイックにアンプの出音を可変するためにアッテネーターを使っているかも。
とにかく動画のギターサウンドは素晴らしい!
ギターは、ディーン製のシグネチャーモデルで、メタルなペイントがされているので一見奇抜に見えるが、ネック幅が広くバランスが良さそうで弾きやすそうに見える。
足下は至ってシンプルで、小さなハーフサイズのオーバードライブペダルと、恐らくチューナーの2つだけ。
チューナーを踏むとアンプへの信号が切れるので、ボリュームペダルの様に演奏中のボリュームカットに使っている。
V時に組まれたダブルネックギターの為のもう1台のアンプも同じものを使っているので、足下には計4コのペダルが並んでいるだけ。
後の音作りは、DV MARK内蔵のマルチエフェクターで作っているんだと思う。
カラオケも良くできていて、演奏する曲目は皆がよく知っているOZZYやレッドツェッペリンとかなんだけど、ちゃんと曲によってドラムの音がジョン・ボーナム風に変わったりしている…アンジェロさんのギターの音は殆ど同じ音で、カラオケの中にもギターの音が入っている。
曲が終わると、アンジェロさんが自分でステージ後方にあるカラオケのスイッチを操作しに行く…MCが長引いて操作が遅れると次の曲が始まってしまう…ハイハットのカウントが始まってしまうと、アンジェロさんが慌てて消しに走っている。
アンジェロさんが次の曲を仕込んでいる時は、ステージのフロントには誰もいないのでシーンと静まりかえってしまう…誰かがカラオケの機械を操作してあげれば良いのにと思った。
アンジェロさんは元々左利きらしいが、ライブ後半に突然ステージに金髪のお姉さんが現れて「ダブル=アックス」と呼ばれるV字型に生えているギターをアンジェロさんに渡す。
お姉さんは、ギターの受け渡しだけが仕事らしく、「ダブル=アックス」での演奏の前後しかステージに現れない…カッコ良いから歌でも歌えば良いのに。
ディーン製のダブルネックのギターは、最初は左利き用のネックで腕を交差して弾く…難易度の問題以前に、これをやりたいと思わないが、とにかく凄い。
サウスポー側のネックで腕を交差させた後、普通にサウスポーのフォームで弾いている…右利き様の時の様なスピードは出ないし、難しいフレーズも弾かないが、それでもアイアンメイデンのギターなんかよりは上手く弾けている。
ライブのハイライトはここからで、「ダブル=アックス」に装着されているバーで上げ下げ出来る開放弦をミュートする「フレットラップ」を使って、左右でソロをハモる「1人ツインリードギター」や、片方でバッキングをしながらもう片方でメロを弾いたり、両方でユニゾンで弾くと天然ダブリング効果で凄い迫力というか…左右のギターを個別のアンプで鳴らしているので、これまで経験したことのない不思議な迫力で、両腕を上げてポーズを取ってクライマックスとなる。
とにかく「ダブル=アックス」を両方共弾く時は、全てピッキング無しのハンマリングとプリングだけなので、握力と持久力の凄さに驚いた…並大抵の鍛え方では無い。
ライブの最後の数曲は、何故か全員バラバラな格好の寄せ集めみたいなメンバーがステージに登場して、それまでの気合いの入ったメタル曲で無く、爽やかな曲を演奏して終わった…それまでのカラオケでの演奏が独特で凄かっただけに、間抜けなバンドでの演奏は無い方が良かった。
アンジェロさんのライブ動画は…ギターの「速弾き」に尽きる。
回転ハンマリングの「アンジェロラッシュ」とか、トリッキーな奏法が目立つけど問題はピッキング。
ピックを深く握っているのか、小さなピックなのか判らないが振り幅は小さい。
通常時はかなりオーソドックスな感じに見えるが、超高速モードに入ると独特のフォームになる。
ブリッジからネック方向にずらして、センターピックアップの上辺りでノーミュートで弦に対して直角にピックを当てている!
フレーズとかスケールとかで無く、光速ピッキングならではの独特の響きというか、全体で1つの痙攣した世界って感じで、アンジェロさんの右手が光速フォームになるとキタ━ってなる。
最近俺はレガートの練習をしているんだけど、こういうのを見てしまうとフルピッキングも格好良いね!
そして、ノーミュートも凄い…俺なんて全然真似出来ないけど、ここ一発速いのを弾くときはノーミュートになってしまう時があって、何とかミュート出来る方法を模索していたんだけど、アンジェロさんのフォームを見て「ノーミュートでも良いんだ!」と勇気づけられた。
何もかもがパワフルで独特のアンジェロさん。
真似したくても凄すぎて出来ないのだ。
2020-04-16 23:04