コロナと観光地

京都と観光客


今回のコロナ騒動で、日本の観光地も閑古鳥が鳴いているらしい。

外国人旅行客どころか、日本人も出歩けないので何処もガラガラだと思う。

テレビでは、京都の観光協会がアイデアを出しあってこの苦境を乗り越えようと頑張っている姿を取材してた。

俺も見仏で、京都の寺によく行った。

俺の見仏は、初期の頃は奈良県内に限定していた…初心者だから、まずはド定番の基本から入ろうと思った。

その頃はまだ中国人観光客も多くなかった。

そして奈良県内の見たい仏像の大半を廻った頃から、京都の寺にも足を伸ばすようになった。

その頃の京都の街は既に外国人観光客に乗っ取られた感じで、何処もごった返していて凄かった。




最初はバスに乗って寺を廻っていたんだけど、超満員のバスが停留所につくと中国人旅行者が乗れないのに乗ろうとする…バスの運転手がマイクで「真後ろにバスが来ているので、そちらに乗ってください」とアナウンスするんだけど、日本語が判らないから諦めない。

奇妙なワキガクリーム臭を放ちながら大騒ぎの白人旅行客達は、馬鹿デカいキャリーバッグを持ち歩いているので、ただでさえ混んでいるバスの中がギチギチ。

中国人が諦めないからバスが動けず、道路は大渋滞という地獄の光景が日常だった。

最終的には車を運転したり、地下鉄や嵐電などを使ったが観光客の多さに街のインフラが対応できていない状態だった。

観光業以外の、一般市民は大迷惑だったと思うが、俺もその頃の凄まじさが激しく焼き付いている。

インバウンド騒動から少し落ち着くという意味では、今回のコロナ自粛は必要なのかもしれないのだ。