イタリアの山奥の贅沢な暮らし

この世の楽園



BS民放のドキュメンタリー番組を観た。

イタリア北部の山岳地帯の小さな村に住む２つの家族の日常を追う番組だった。

ひとつは独り暮らしの老婆で、もうひとつは鍛冶屋さん。

鍛冶屋さんは、小さな村で一体どんな仕事をすればそんなに豪華な家に住めるのか？という程、立派な豪邸にすんでいた。

父親と息子が自宅裏にある工房で働いているんだけど、近所から依頼されたボロボロの風見鶏を二人で仲良く修理していた…そんなの幾らにもならない仕事だと思うんだけ丁寧な仕事だった。

独り暮らしの老婆も、近所に子供や孫が沢山すんでいるので孤独ではない。

どちらの家族も週末には、親戚一同が集まって食事をしていた。

鍛冶屋の家は、ピザを焼く巨大な窯があり焼き上がったピザは美味そうだった！

皆笑顔で子供が多かった…誰もスマホを見ていない事に驚いた。

彼らの生き方が凄く贅沢に思えた…というか、本当の贅沢を知っている人達だと思った。

豊かさはGDPの数値なんかでは表せないんだなと痛感した。

言葉の通じないところには旅行でも行きたいとは思わないが、次に生まれ変わるときは、こういう場所に生まれたいと思った。




現在イタリア北部は現在武漢ウイルスで凄まじいことになっているが、どうかこの楽園に被害が及んでいないことを祈りたい。

イタリア人の価値観は凄いのだ。