トランジスタアンプの王様

ROLAND　JC-120



ネットでギターアンプの記事を読んでいて、いつの間にかROLANDの名機ジャズコーラス（以下JC)というアンプの事を調べていた。




俺がJCと初めて遭遇した時は、全く使えなかった。

何処だったか忘れたけど、リハーサルスタジオにあったのを試してみたが、当時の俺はどうやってもダメなアンプだった。

大阪でバンドをやっていた頃、アメリカ村のスタジオで気に入って使っていたアンプはMESA BOOGIE MARK2という小さなコンボアンプでスピーカーはJBLだった。

超高域の音は詰まる感じだったけど、厚みがあってコントロールが容易だった。

実家の練習用アンプは30ワットのトランジスタだったけど東京には移動させなかった。

ライブやレコーディングで使う自前アンプは全部チューブアンプだったから、トランジスタのアンプに戸惑ったのかもしれない。

しかし、時が経ったある時期からJCは俺のスタンダードな基準となった。

特にレコーディングでは重宝した…スタジオに置いてあったのを使ったんだけど、もう自分用に買おうかなと思ったほど、録音では良い感じで使えた。

アンプの背面のエフェクトのリターン刺しで鳴らす事が増えてからは、JCが便利でリハーサルはマルチエフェクターとJCだった。

とにかくアンプの前段で音を作りきれれば、JC程便利なアンプは無いと思う。

久しぶりにネットでJCユーザーのコメントを読んだりして、昔を想い出したのだ。