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ディストーションサウンドの基準 [ギターの話題]

根本を確認[るんるん]


最近ギターを弾いていて、ふと現在の音が本当に正しいのか?と思った。

正しいか間違いかはさておき、比較する基準みたいなものは何か?と考えた。

そうなると、恐らくギターを弾き始めた頃の環境が基準になっているんだろうと思った。

バンドをやり出した頃は、ギターアンプも今とは全然性能が違ったし、今の様に専門誌やインターネットが無かったので、試行錯誤で色々試した。

自分でもまともな音が出たと思えたのは、MaxonのD&S2を使った頃からだった。

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その頃は、どの練習スタジオもトランジスタのアンプだったので、歪み系のペダルは必需品だった。

やがて、ライブなどで自分の真空管アンプを使うようになると、リハーサルはトランジスタ、ライブはチューブと両方に対応しなきゃならなくなった。

俺なんかんかの場合、今もその延長線のままなんだろうけど、アンプの前段で音を作り、アンプは極力無脚色で前段の音をそのまま増幅するシステムがやりやすい。

なので、マルチエフェクターを使う前は、ずっとペダルタイプのディストーションを使っていた。

だから、ディストーションペダルが俺の基準なんだと思う。

俺の中に「3大ペダル」というのがあって、まずはMaxonのD&S2、次がMaxonのSD-9だった。

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最後のペダルはMaxonのSD-01。

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久しぶりに引っ張り出して音を出してみた…全部調子が良かった。

やはり音のリアルさはSD-01が一番上だけど、他も素晴らしい良さを持っている。

練習用アンプに常設しているline6のマルチに切り替えると、「低音過多」で「歪み過多」だと感じ、それが音を奥に引っ込ませている要員になっていると思った。

何とかペダルで出していた音に近づけようとしてみたが、上手くいかなかった。

ただ、欲しい音の質感は、今も昔も変わっていないと思う。

時々原点に触れるのは、必要なのだ。