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素粒子が運ぶモノ [宇宙]

パンスペルミア説[夜]


ここ最近シリーズになっている「生命はどうして誕生したのか?」という話。

前回は太陽の様なサイズの恒星でないとダメという話だったが、太陽からの距離も重要。

最近地球の様な星を探す事が話題になっているが、その星に地球のような生命の存在を期待するなら、まず太陽と同じサイズの星を探し、それに地球のような距離に地球のような星があるかを調べるべき。

では、何故地球に生命が誕生したのか?

これはインドやスリランカで赤い色の雨が降った事に関係する。

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雨の中には赤い細胞が含まれていて、それは宇宙ステーションで細胞を宇宙空間に長時間晒した特徴と酷似していることから、宇宙からやってきた地球外生命体という説がある。

つまり、地球が誕生してから長く生命は存在しなかったが、微生物の細胞が宇宙からやってきたというパンスペルミア説なんだけど、細胞で無くても地球に飛来する隕石に含まれている有機化合物が地球の海水と混じって高確率で生命を誕生させる条件を作り出したと考えるのはむしろ自然だと思う。

隕石以外にも、例えば太陽風に乗って地球に色んなものが運び込まれてくる。

太陽風は地球の磁場によって極地にオーロラとなって降り注いでいるが、有機化合物は何に運ばれてくるのか?となると、素粒子では無いか?と言われている。

素粒子は電荷を帯びているので、様々な障害物の影響を受けるが電荷を帯びないニュートリノという素粒子は電気の影響を全く受けないので、我々の人体も、地球という星もアッサリ通り抜けてしまう。

電荷を帯びた素粒子は地面の下に通過できないが、ニュートリノは通過出来るので、それを観測するスーパーカミオカンデは地下に造られている。

このニュートリノという素粒子を研究すれば、宇宙や地球生命の誕生の謎が解けるかもしれないが、最近は太陽系外からオウムアムアみたいなのが入り込んでいるので、太陽系外宇宙の未知のモノがニュートリノによって地球に運び込まれると厄介かもしれない。

良いモノだけが来るとは限らないのだ。