宇宙は膨張し続けている

どこに向かうのか？



我々が宇宙に関して判らないことだらけなのは言うまでも無いとして、それでも今現在判っている事は宇宙は膨張しているという事は観測されている。




昔、アインシュタインの時代は宇宙は不変と考えられていたが、その後収縮説とゆっくりと減速しながら膨張する説が誕生し、いずれにせよ宇宙はある大きさまで膨らんだ後は収縮に向かい、やがて1点に集まって再びビッグバンになって膨張というサイクルを繰り返していると考えられていた。

しかし、現在観測によって判明しているのは、宇宙の膨張は加速しているという事で、その発見は2011年にノーベル賞となった。

しかし、本来なら銀河や星々は引力によってバランスを取っているので離れるというのはかしい…何が宇宙を膨張させ、星々が引き合う引力よりも強い力で引き離しているのか？

その正体は判っていないが、現在その事をダークエネルギーと呼んでいる…これは暗いという事では無く、どういう存在なのかすら判っていない。

ただ、全宇宙に広がっていて宇宙を増幅し続けている。

不思議な事に、宇宙が膨張すれば星々は引き離されて密度がスカスカになっていくが、ダークエネルギーの密度は変わらない…つまり宇宙が広がるにつれてダークエネルギーも増えているが、何処から増えているのか？は観測されていないので判らない。

無から生まれているんだとすれば、我々の物理学では説明できない。

我々の地球は太陽の周りを時速108000kmで回っていて、太陽は銀河の中心を時速828000kmで回っている。

1000億個以上の星が集まる我々の銀河も時速216万kmで、進んでいる。

何処に進んでいるのか？は判っていないが、猛烈な勢いで進んでいるのだ。