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興福寺2019秋 VOL2 [寺社・城・仏像・ミュージアム]

南円堂・北円堂特別公開[カメラ]


(前回からの続き)

東向き商店街を途中で左に折れて、興福寺に向かう。

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券売所の看板が見えてきた!

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南円堂方面に向かうと、いきなり長蛇の列で焦ったが「御朱印」待ちの列だった。

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最近御朱印が流行っているのは知っているが、凄い人気だった。

券売所の前には、タイのお坊さんの団体も来ていた。

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手水場の龍さん、こんにちは!

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ピッカピカの中金堂。

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南円堂の前も参拝客と観光客で混んでいた。

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早速完売所でチケットを購入。

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恐らく南円堂は靴を脱ぐので、靴を入れる南円堂オリジナル手提げ袋と、興福寺オフィシャルのシソのフリカケがついてきた。

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南円堂にお参りをしてから、堂内に入る受付に向かう。

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靴箱が満杯なので、靴箱の裏側に靴を隠して南円堂に入る。

前回南円堂に入ったときは、1年に1日だけの公開だったので凄く混んでいて、やっとのことで不空羂索観音までたどり着いても「立ち止まらないでください」と言われてジックリみれなかったが、今回はそこまで混んでいなかったので得心行くまでみることが出来た。

堂内に入ると、まず康慶作の国宝「木造法相六祖座像」が規則正しく並んでいる…前に入ったときにもあったのか?全く覚えていない。

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そして、康慶作の国宝「木造四天王立像」が恐ろしい顔つきで邪気を踏みつけている。

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前回南円堂で見た四天王は、新しくできた中金堂に移され、仮金堂に安置されていた康慶作のものが南円堂に移されている。

そして、康慶作の国宝「木造不空羂索観音菩薩座像」…圧巻だ。

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保存状態が凄く良くて、金箔も綺麗に残っている…宝冠も凄いし光背も素晴らしい。

前回に堂内で見たときも、普通の仏像よりも更に何か他の感覚を感じていたが、今回それが何か判った。

下から見上げる角度で見るんだけど、金箔の上に書かれた髭が残っていたりで、不謹慎なんだろうけど猫を感じる。

仰ぎ見ると凄い迫力なんだけど、どこかにゃんこ風味のほんわか感がある。

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恐らく南円堂に慣れたんだと思う。

仏像は不思議で最初のイメージと2度目は違って見える…その典型が薬師寺の本尊で、最初は薬師如来の前に立つと全てを見透かされている気がして怖かったが、2度目の印象は真逆だった。

大満足で南円堂を出て、北円堂に向かう。

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俺は法隆寺の夢殿に軍配を挙げるが、興福寺の北円堂は日本に現存する八角円堂のうち、最も美しいと賞賛されている。

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六祖座像から四天王を経て、最後に不空羂索観音が出てくる南円堂と違って、北円堂はいきなり真正面に本尊の弥勒如来が真っ直ぐこちらを見下ろしている。

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運慶の代表作国宝無著・世親菩薩像も素晴らしい。

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国宝四天王も、南円堂や中金堂よりは小ぶりだが、魅力的だ。

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慣れという意味では北円堂はもう何度も入っているので、精神的に余裕があったので落ち着いて見れた。

大好きな南北両方のお堂に続けて入るという贅沢さは、新幹線に飛び乗る価値は十二分にあった。

少し奈良公園を散歩。

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また来るね!興福寺!

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まだ明るいうちに京都に移動。

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東京行きの新幹線は超満員で、俺の隣は大人しい老紳士で助かった!

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東京駅から山手線で池袋へ。

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持ち物も極力軽くしたりで、可能な限り疲れを軽減させる作戦だったが、やはり奈良は遠かったのだ。