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湿度とネック [ベースの話題]

音が変になった[あせあせ(飛び散る汗)]



バンドのリハに向かう前にベースを弾こうとすると何かが変…音が伸びない。

よく見ると弦高が低くなっていて、弦がベショベショになっている。

よくわからないが、1日でベースのネックの調子が悪くなった。

ネックが逆反りになっているらしい…ブリッジの駒で弦高を上げるが、こういう現象が起きたのは初めて。

音の伸びも短いが、音量も出ていないのでEMGのバッテリーをチェックするが、バッテリーチェッカーのメーターは振り切っている。

とりあえず、4弦共弦高を少し上げてリハに向かった。

10月なのに、東京は30度超えの日が続いている。

池袋からハンズ方向に向かうが、人でごった返しているのでグリーン大通りを歩く…テントが並んで催し物が開催されていた。

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スタジオに入ると、部屋内が凄くかび臭くて湿度がもの凄い…冷房は効いているみたいだが、湿度が凄い。

次第にベースのネックが湿気でベタベタになって滑らないのでポジション移動が辛い…他のメンバーもカビ臭いと不満を漏らす。

途中から湿気で更にネックが反ったのか、特に3弦の鳴りが悪くなり4弦との音量差が激しくなる…凄く弾き辛い。

スタジオは言うまでもなく、ライブなどで長年弾いてきたが、ここまでデリケートな楽器だったのか?と思うと、ちょっと考えられない。

弦高を調節する6角レンチを持っていないので、とりあえずアンプのセッティングでどの弦でも太い音になる様に調整してみるが焼け石に水。

弦の重みで弦がネックに当たってミュートされるかもと、ベースの表面を床に向けてみたが効果はない。

次第に「湿度以外に原因があるのでは?」と思ってしまう…というのも、アンプがHARTKEのHA2500で、以前このヘッドで弦のアンバランスというかベースのデッドポイントというか、弦やポジションの音の激しい落差を感じたことがあったのを思い出した。

演奏が終わった時に、ベース単体で鳴らすと普通に聞こえるが、バンドで混じると出る所は不要なほど出て、引っ込むところは殆ど聞こえない…この聞こえない部分が「ミュート」と感じているのかもしれない。

そこで、アンプ側で引っ込む音を持ち上げようとイコライザーをアレコレ思いつく限り抗ってみたが、スタジオ内で解決する事は出来なかった。

HA2500は真空管タイプAとトランジスタタイプBのサウンドをブレンド出来るんだけど、最終的にはこんな感じになった。

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思うに、スタジオのアンプに自分の楽器は合わせられない…どんなアンプと遭遇するか判らないのでキリが無い。

だから、自分の楽器を軸にして周囲の機材で合わせて行くしかないんだけど、今回は謎の弦高下がりという「軸に対する疑問」が生じた…これはMOTO-GPのロレンソのホンダマシンに対する信頼性みたいなもの。

帰宅してレコーダーで録音したのを聞いてみたら、俺が音が詰まったと感じた箇所はちゃんと音が出ていた…バンド演奏に吸われて聞こえなかったんだと思う。

いずれにせよ、これからは六角レンチも携帯するのだ。