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特別展「奈良大和四寺のみほとけ」 [寺社・城・仏像・ミュージアム]

東京国立博物館 本館[カメラ]


トーハクで開催されている特別展「奈良大和四寺のみほとけ」に行ってきた。

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今回は岡寺、室生寺、長谷寺、安倍文殊院の四寺からで、東京から電車で行く場合、レンタカーでも借りないとどの寺も交通の便に厳しく、一日で全部廻るのは厳しいのでこういう企画は非常に助かる。

以前早朝から拝観時間ギリギリまで可能な限り飛鳥を車で飛び回ったが、長谷寺と岡寺は行けなかった。

文殊院飛鳥寺談山神社聖林寺が限界だった。

そして何度も書くが、博物館の方が現地の寺で見るより圧倒的に見やすいので嬉しい。



朝、開館より少し遅れて上野に到着、今回は大江戸線の「上野御徒町」駅からノンビリ歩いた。

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大勢の家族連れで溢れかえっているが、その殆どが中国人だった事に驚いた…もう中国だ。

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それ以外の人達も、大半は外国人で白人旅行客も多かった…最近異様に増えている気がする。

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皆、動物園方向に歩いているが、そのまま博物館まで行く人もチラホラ。

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東京江戸ウィークという催し物が行われていた。

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日差しは相変わらず強いが、空気は爽やか。

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トーハクは特別展「三国志」は終了しているので空いていると思って行ったのだが、既に開門されているのにチケット売り場前は人でごった返していた…チケット販売機前の行列に並んで15分待ちって感じ。

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意外に外国人観光客も多く並んでいた。

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本館の館内に入ると、常設の時に仏像がある入口右側の大きな部屋で開催されていて、結構混んでいた。

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さすがに文殊院の渡海文殊とか長谷寺の巨大な十一面が来るとは思っていないが…いずれにせよ目玉は室生寺の国宝十一面観音立像だった。

実際に室生寺で見た時は、十一面観音がある金堂が特別拝観の日で結構目の前まで近づけたが、今回見ると「こんなに大きかったかな?」と…室生寺では小さく見えた印象があったので驚いた。

室生寺では配置が悪く須弥壇の右側に転がっていた見事な蔵王権現ばかりが気になったが、配置の問題は興福寺との力関係らしが、トーハクでは十一面観音が堂々としたスターだった。

同じく写真家土門拳が絶賛の室生寺の国宝釈迦如来坐像も来ていた…室生寺の弥勒堂の工事が長引いているんだろうか?2017年の秋に「なら仏像館」で見た。

他にもお地蔵産が持つ錫杖を持っている長谷寺式の十一面観音や、岡寺からの涅槃像も立派だった。

竜や竜神にまつわるモノが多い気がした。

それらを見て、以前室生寺に行った時の帰りに遭遇した不思議な出来事を思い出していた…俺は今でもあれは竜神の化身だったと信じている。

大満足で、十一面観音嬢の写真集の様な図録を買って出た。

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上野駅に向かう途中、科学博物館の恐竜展がものすごいことになっていた。

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秋本番の上野はにぎわっていたのだ。