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ビンテージ・シンセサイザー [PC]

PCで鳴らす[るんるん]


喜多郎の曲を聴いていて、俄然シンセが欲しくなった。

今発売されている鍵盤ではなく、喜多郎がソロで使っているのが欲しい。

メロディーを弾いていると、一定の時間が経つとウィ~ン~ってオクターブ上がるのが気持ち良い。

これは一体何という機能なんだろうか?とか、今時のシンセにも付いているんだろうか?とか色々疑問がわき起こったが、サッパリ判らない。

ピッチ上げなんてベンダーでコントロールすれば良いじゃないと思うかもしれないが、喜多郎の場合は人工的というか手動でコントロールしている自然さが無くて、ベンダーが作動するタイミングが曲のテンポに合っていないのが特徴。

喜多郎の全てを知っているわけではないが、俺のお気に入りのライブテイクではベンドのタイミングが一定で、喜多郎はベンダーが作動し始めてもお構いなしで弾くので音程が上がる過程で次の音を弾くのでブニョッ、ブニョォオオ~~って変な感じなんだけど「それが凄く良い」…というか、それでないと喜多郎にならない。

ライブ映像を見ると、恍惚とした表情で片手でメロを弾いていて、弾いていない方の手は怪しげに宙を掻いている…つまりベンドは自動運転。

一体何を使っているんだ?と、ネットで調べてみると…喜多郎は沢山の鍵盤を使っているんだけど、俺が気に入った不思議な鍵盤はKorgの800DVという機種だった。

YOUTUBEで超丁寧な解説動画があって、ベンダーは鍵盤を押してからベンドが始まる時間と音程が上がる速さをスイッチとフェーダーで調整するタイプだった。

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早速中古の値段を調べてみたが、値段以前にモノがなかった…完全に希少なビンテージシンセなんだと思う。

滅茶苦茶欲しいが、一旦鍵盤の世界に入り込むと…俺の性格上、徹底的に凝りまくると思うので自重していたが、喜多郎の不思議なベンドが頭に焼き付いて離れない。

そこでPCでどうにかならないか?と探してみたところ、VSTで無料の音源があった!

本物は場所を取るので、俺みたいな奴はディスクトップの中の方が嬉しい。

ダウンロードのページを翻訳すると800DVの全てを再現しているわけではないと書かれていたが、インストールしてみると俺が欲しかったオートのベンダー機能は付いていた。

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USBでPCに突っ込んでいるMIDI鍵盤を押すと「ウィ~ィイ~~ン!」と唸り声を上げた。

うおお~~!これが欲しかったんだ俺は!

これを作った人は天才!

しかも無料って…どれだけ優しいんだ!

大満足なのだ。