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2019 MotoGP 第12戦 イギリスGP [モータースポーツ]

マルケスPP[モータースポーツ]


去年は雨で中止となったシルバーストーンだけど、今年はアスファルトを新しくして路面が綺麗になった…でもF1ですぐにボロボロになると思う。

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路面が良くなったからだろうか、予選からヤマハが好調でヤマハ最速だったクアルタラローを抑えて、ロッシが2位、3位にドゥカティのミラーのフロントローとなった。

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約二ヶ月ぶりにレース復帰のロレンソは、まだまだリハビリという感じで21位。

去年のブリティッシュウエザーでは無くドライの決勝で、上位陣は前後ともハードタイアを選択する。

決勝は、スタート直後にミラーがマシンを滑らせ、真後ろで驚いたクアルタラローが転倒してドヴィツィオーゾに激突、可哀想なドヴィツィオーゾは頭を打って記憶が飛んでしまった。

荒れたレースか?と思ったが、その後は落ち着き先頭のマルケスに久しぶりのトップ争いのドクターとリンスが続く。

ロッシは余裕の走りに見えたが、あっさりとリンスに抜かれて徐々に後退。

トップのマルケスにリンスがテール・トゥ・ノーズで食いつき、後方ではロッシがヴィニャーレスにパスされて4位に。

最後までマルケスとリンスの接近戦が続き、壮絶な最終ラップとなる。

逃げるマルケスはエンジンパワーで直線でスズキのリンスを引き離す。

ヘリからの空撮映像ではホンダの圧倒的なパワーがよく判った、リンスは直線では勝負にならないが、コーナーが多いエリアで追いつく…抜きどころはあるのか?と解説の中野さん。

マルケスも極限までブレーキングを遅らせて、前輪だけの一輪車状態でコーナーをトレースしている…もうライディングでは無く曲芸だ。

各コーナー毎にマルケスがインを締めてブロックし、抜けないリンスはアウトから仕掛けたりで…実はマルケスが限界なのに対して、リンスは余裕があるんじゃないか?と実況陣も興奮!

最終コーナーでマルケスのインに飛び込んだリンスのスズキGSX-RRが0.013秒差で優勝!

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トップと0.6秒にまで追い上げたビニャーレスが3位でフィニッシュした。

前戦のドヴィツィオーゾに続き、今回も最後まで手に汗握る最高のレース!

これぞMOTO-GPという名に相応しい壮絶なバトルだった!

マルケスは2戦続けて最後の周の最後のコーナーで逆転された。

ただ、スズキはシルバーストーンと相性は良いが、パワーでは圧倒的にホンダだった。

これまでマルケスが本気で全力を出せば誰も敵わなかったが…最近は絶対では無くなってきた、トップの2人のバトルが凄かったけど、ヴィニャーレスも真後ろまで接近していた。

今年のMOTO-GPは、チャンピオン争いはマルケスで決定でつまらないけど、レース内容は素晴らしいのだ。