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小さなベース復活作戦2 [ベースの話題]

ピック編[あせあせ(飛び散る汗)]


今年の猛暑にねをあげて、バンドのリハに1グラムでも軽くて小さいベースを使いたくなり、「スタインもどき」(以下「もどき君」)と呼んでいたスタインバーガーに似たヘッドレスのベースを復活させ、上手くいけばメインベースに昇格も視野に入れて計画を進めている。

ストラップを変更することで、ボディーの安定とストラップの首への巻き付きを解消させる事に成功したが、もどき君を復活させる絶対条件は、これももどき君の構造から来ている「ピッキングの力でネックを軸にベース全体が回転する」問題を治める事。

これは以前もどき君のメインベース化作戦を断念してから、俺のピッキングに対する考え方が変わった事で対応できるのでは?と、「理想のピック探しの旅」を再度敢行してみた。

これまでのピック探しの旅を纏めると、そもそも旅を始める切っ掛けはギターの様に太いピックでガシガシ弾き倒すより、脱力ピッキングの方が理にかなってないか?という事で、「薄いピック」を追求してみた。

材質や厚みなど相当のピックを試し、現在はPICKBOYのEDGEカーボンナイロンの0.6ミリに落ち着いているが、今回のもどき君の回転を極力抑えるに越したことはないので、更に「薄くてパンチがある」ピック探しの旅に出た。

JIM DUNLOPのデルリン500の0.46は、音やアタックは厳しいが、脱力養成ピックとしては最適だった…これで普通に弾けるようになれば脱力出来ていると思う。

薄いJIM DUNLOPではGATOR GRIP STANDARDの0.71が良かったが、ピックを握る感触が最悪で、表面が粉を吹いた様な仕上げで「滑る」ので強く握りすぎてしまってダメ。

そこで、その辺りの薄さのピックを試してみた。

08.23.01.jpg


まずJIM DUNLOPのTORTEX STANDARDの0.50mmと0.60mm。

悪くないが、ピック表面の仕上げが粉吹でガッカリ。

次にJIM DUNLOPのTortex T3の0.50mm。

これは先が尖っているだけで、後はTORTEX STANDARDと同じ。

TORTEX STANDARDの粉吹きが使えれば、Tortex T3が最高だと思うが、0.50mmで先が細いと弦に当たる面積が小さすぎて音が小さく、薄すぎて速いフレーズではどう脱力しても腰砕けになってしまったのは残念。

そして、JIM DUNLOPのPrime Grip Delrin 500の 0.46mm。

これは Delrin 500のグリップ部分に独特の滑り止め加工がされているんだけど、悪くない。

小さなトゲトゲの滑り止めが独特の感触で滑りに関しては完璧に近く滑らないが、ギターでは使えないと思ったが、ベースでデルリン500の滑りが苦手な人は試す価値はあると思う。

今回試した中ではJIM DUNLOPのPrime Grip Delrin 500の 0.46mmかな。

あと、これまで脱力ピッキング養成ピックとして使ってきたのは強く弾くと割れてしまう材質だったので、Tortex T3の0.50mmだと割れる心配をせずに練習できると思った。

とにかく、薄いピックを使ってもどき君の弱点を克服して行こうと思うのだ。