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東京西部の鉄道 [日々のあれこれ]

多摩都市モノレールに乗ってみた[ダッシュ(走り出すさま)]

俺は、東京でモノレールといえば羽田空港に行くのに使う東京モノレールが真っ先に頭に浮かぶ。

昔は、関西に向かうときの大半は羽田空港から関空だったので、途中から京浜急行に変えたけど、その前は浜松町から東京モノレールが定番のルートだった。

最近、久しぶりにモノレールに乗って羽田に行ってみたが、凄く懐かしかった。



そして今日は多摩都市モノレールという鉄道に初めて乗った。

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ある手続きで、清瀬から西武池袋線で所沢、西武新宿線に乗り換えて東村山、西武国分寺線に乗り換えて小川、西武拝島線に乗り換えて玉川上水で下車、多摩都市モノレールに乗り換えた。

俺は今日まで「玉川上水」を「多摩川上水」だと思っていた。

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この近くが太宰治が入水自殺した場所だと思っていたが、太宰の死体が見つかったのは下流の三鷹市。

玉川上水は水不足解消の目的で江戸時代に作られた多摩川から四谷間の運河で、玉川兄弟が工事を請け負った…玉川兄弟が多摩川から水を引き込んだそうだ。

1964年に開業した東京モノレールとは違って、多摩都市モノレールは1998年に開業した新しい第三セクター鉄道会社。

駅が近未来的なデザインでカッコ良いが、周囲の牧歌的な風景ととけ込んでいないというか…かなりの違和感。

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乗り心地は良くて、車内が広く感じた…特に車両連結部分に仕切りが無いので圧迫感がない。

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ただ、4両編成なので通勤ラッシュ時は相当混むと思う。

高い所を走るので、車窓からの見晴らしは良いんだけど、田舎の閑散とした眺めなのが残念。

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交通状況に左右されるバスより、時間に確実に走れるモノレールは良いと思うが…車窓から見下ろした道路はガラガラに空いている。

ポイントは少子化が加速するこれからの時代に、立川を中心にモノレールが活躍する近代的な都市化が進むのかに掛かっていると思う。

そういう意味では、立川~玉川上水周辺はこれからの日本経済のバロメーターになると思う。

帰るときは、学生さん達も乗ってきて少し混んでいた。

考え事をして顔を上げると全員がゾロゾロ降りていく…いつの間にか終点の上北台だった!

多摩都市モノレールは「意外な場所にある意外なもの」って感じだったのだ。