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ピック選びの旅 [ギターの話題]

ギター編[るんるん]


リハビリで、再びピックを選ぶところから再スタートしている。

色々試してみたところ、現時点ではベースはしなるピックが良いんだけど、ギターは曲がると弾けないって感じで、この感覚はブランク前と変わらない。

ベースと同じピックで弾いてみたが、全くダメだった。

次に気になったのが「滑り」で、ピックの材質による音の違いは、もちろん影響はあるが何よりも優先するのは弾きやすさなので「ピッキングノイズ」云々はもっと弾ける人の贅沢な悩みで、リハビリど真ん中の俺にはまだまだ遠い話。

色々試していて、3つのピックまでに絞り込んだ。

これまで使っていた最近お亡くなりになられたJim DunlopのDerlin Standardの2.0mm、V-PICKS のV-TRと…今回初めてJIM DUNLOPのStubby474 の3.0mm(以下Stubby)という小さなピックを使ってみた。

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以前Stubbyを買ったときは、小さすぎて握るのが大変だったので試しに通販で買ったのを握った瞬間に却下していたが、今は握りで比較する対象の感覚がリセットされているので、違和感はさほど感じなかった。

少し弾いてみたところ、現時点で判ってきた事があるので報告してみる。

そもそもピックとは何だ?って事になってくると、爪の代用という側面もある様に思う。

超絶技巧のクラシックギターの名手は爪の手入れも凄い…つまり自分の爪で弾くのが最も無駄が無いのかもしれない。

極小のstubbyで弾いた後に、デカいV-PICKSに持ち帰ると凄く腰高に感じる。

大きなピックは握った後、最適な握る位置にアジャストしていくのに対し、stubbyは必要最低限の大きさしか無いので、アジャストの必要が最初から無い感じで、それが「自分の意志で付け替えられない自分の爪」と似た感じに思えてくる。

弦に当てた感触は、厚いピックに共通する滑りがあって、V-PICKSの感覚に近いが、より指先が弦に近づいている感じで、ピックという道具を使っている感覚が少ない。

小さくて握りにくいので、ピックが動かないように固定するのに腕が疲れるが、ピックが動かない程度の強度でピッキングする「脱力養成装置」と思えば悪くない。

また、これは計測したわけではないのであくまでも感覚の話だけど、ピックの振り幅を抑えている感覚が得られるので、俺にとっては弾いていて悪い気はしない。

弦が指先に近くなるというか「遠くできない」ので、弦が指に触れるのを嫌う人は使いにくいだろうけど、常にピッキングハーモニクスを入れたい俺なんかにはストレスが無い。

欠点はV-PICKS同様、減りの速さだと思う…限界まで小さいピックなので削れて小さくなると弾けなくなるのが、何事にも余裕のある大きなピックとの差だと思う。

stubbyは「小ささ」と「握り」に慣れることが出来るか?が決め手になると思う。

今の段階で色々試してみて思ったことは…これは根拠とか無くてひょっとするとって事だけど、太い弦だと、例えば1弦が0.11とかから始めるセットだと「しなるピック」がしっくり来て、俺のように細いゲージだと「曲がらないピック」が良いのかも。

ただ違う太さの弦を試すのに、ピックまで変えないだろうからシックリ来ないと思ってそれ以上踏み込まないのかもしれない。

俺なんかもベースとギターで使うピックの特性が真逆なのも、こういう所に原因があるのかも…そんな事を考え始めると弦まで色々試したくなってきた。

ブランクで全てが初期化されたので、この機会に色々試してみるのだ。