リハビリで判ってきた事

ピッキングの劣化


ギターのリハビリで左手の指がフニャフニャな問題は、少しずつ改善方向に向かっている。

YOUTUBEで簡単な曲を探して、それに合わせてギターを弾いてみる。

そうすると、これまでと違って劣化している部分がハッキリとあぶり出されてきた。

どうしようもなくダメなのが右手のピッキングで、初心者レベルまで落ちている。

ソロの様な単弦をオルタネイトでピッキングするのはまだしも、バッキング時にブリッジをミュートしながらリフをフルダウンピッキングするのが壊滅的状態だった。

というのも、ベースを弾くのにパワーコードをミュートで刻むなんてやらないので、ギター限定の部分が劣化していた。

とりあえずリズムについて行こうとすると、力でねじ伏せようと頑張ってしまう傾向にあって、凄く疲れてしまう。

俺は元々力任せに強引にピッキングする傾向があったのが、筋力などが衰えていて「気合いでの押し技」が辛くなっているんだと思う。

俺の若い頃は「速く弾く事」に興味があって、エコノミーピッキングを正義として弦を撫でる感じで弾いていたが、ある時にある人から「本当にギターの上手い奴はアンプを使わないアコギをガツンと鳴らす事が出来る」みたいな事を聞いて、それ以後ギターのボディーを鳴らす感じでピッキングを強くするようになった…上手く例えられないが、なんとなくゲイリー・ムーアのイメージだった。

だから、ブランク前の俺のピッキングは不必要なまでにハードピッキングだったと思うが、そのスタイルを今の症状から戻すにはかなりの道のりだし、これを機に若い頃と最近の中間辺りのピッキングに変えようと思っている。

俺のイメージでは、ブランクがあって強く弾けないものの、頭の中のイメージとしては「弱く弾く」感じで、これはベースのピッキングで最近やっている脱力をギターでも試そうと思っている。

ただ、そうなってくるとベースと同じ道のりであるピックから試さなければならない。




ベースもピックが決まるまで想像以上に長い道のりだったが、試して損はないと思うので経緯をレポートしてみたい。

コツコツやるのだ。