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阪神 - 日ハム 19.06/07~09 [阪神タイガース]

1勝2敗[野球]

やはり、日ハムの様な実力のあるチームとガチンコで組み合えば力負けする。

ただ、若手中心の阪神は、まだまだエラーが多く勉強の日々だけど元気に前を向いている…これは矢野の考えがチームに浸透しているんだと思う。

ただ勢いやカラ元気だけで勝てるほどプロ野球は甘くないので、実力も少しずつではあるが備えてきている。

そして、チームが勢いに乗るには、指揮官のムード作りもあるだろうが、高校野球を観ていると優勝するチームには、チームを引っ張る選手とラッキーボーイの存在がある。

これは今年の阪神では梅野と原口かもしれない。

捕手の梅野がチームを引っ張るのは理想的で、大腸癌から這い上がった原口がいきなり1軍の試合に代打で登場して結果を出すというミラクルな活躍がチームに夢と希望を与えてくれている。

そんな原口が、聖地甲子園に登場した。

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そしてハムに連敗した3戦目、同点に追いついたまま9回2アウトで、福留と入れ替わっている高山がヒットで出塁、開幕からルーキーの木浪に出番を取られた北條が続いて2アウト1,3類となった。

そして代打原口がコールされた…ほぼ全部が阪神ファンに埋め尽くされた聖地甲子園は大声援になり、やがて原口のヒッティングマーチになり、1塁走者の北條が2塁に走った所でチャンステーマのわっしょいに変わったが、過去最高のボルテージだった。

原口は秋吉から中前打を打ち、サヨナラを決めた…高めのボールだったと思うけど、前で裁くフォームで見事なヒットだった。

矢野が真っ先にベンチから飛び出し、ウオーターシャワーの歓喜のゲームセット!

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勝利監督インタビューで感極まった矢野が男泣き、会見は一時中断となる。

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ヘッドコーチ時代の矢野はみるみる痩せこけて痛々しいだけだったが、監督になってからは一番近くで試合を観ている阪神ファンのおっちゃんみたになっていて、この部分はどんでんと似ている。

選手と同じ目線で戦い、悔しがり、喜ぶ…こんな監督らしくない監督も良いかなと思い始めている。

何度も繰り返すが、矢野が若手を萎縮させずにノビノビ野球をさせている事で、チームが明るく勢いが出てきている。

まだまだ雰囲気が勝利に繋がらない雑な試合が多いが、去年より劇画調で楽しい。

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矢野野球は充分面白いのだ。