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伊豆諸島の不思議な岩 [日々のあれこれ]

孀婦岩[船]


時々見に行くあるギタリストさんのブログに、主さんがGWにクルーズ客船で小笠原旅行に出かけたレポートがあり、興味津々で読ませていただいた。

独特の目線で、船内や食事などを紹介されていて楽しめたが、俺も行ってみたいと心底思った。

ブログ主さんは、元一流企業のエリート商社マンで、定年後は好きなレキントギターでラテンのバンドを組んだり、ゴルフや旅行など悠々自適な勝ち組の年金生活を満喫していらっしゃる。

恐らく前世では村1つを救った位の善行を積んだんだと思う…俺も彼のような人生なら、1秒でも長生きしたいと思う。

クルージング旅行の記事は驚きの連続で、その中でも特に孀婦岩が興味深かった。

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伊豆諸島最南端、太平洋のど真ん中に標高99 mの黒色孤立突岩が立っている。

陸地から遠く離れた場所に、これほど垂直に岩がそびえ立つのは世界でも孀婦岩だけで、主さんによればこれを見たくてツアーも申し込んだ人が多かったそうだ。

孀婦岩は火山の山頂で、海面下は山になっている。

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こんな小さな岩にテレビ局の取材班が上って調査した。

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すると、昆虫を見つけた…絶海の孤岩に海辺に暮らす羽のないコオロギ、ウミコオロギの仲間がいて、取材チームは1匹捕まえた。

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研究者によると、通常の3倍程の大きさで、独自に進化した新種と見られ、いつどのようにここへ来たのか、何を食べているのかなど、生態は全く分かっていないらしい。

17種類の海鳥が棲息しており、頂部にイネ科の植物が生息していて、巨大化したハサミムシも発見されている。

東京から南に650キロ、周囲に何もない岩にも様々な生物が暮らしているのは面白い。

クルーズ客船は上陸は出来ないが西之島にも寄ったらしい、非常にうらやましいのだ。