この日を忘れられない

青春の思い出


青春って何か格好良すぎて漫画とかドラマの中にしか存在しないって思っていたが、積水ハウスのCM「この日を忘れない」篇を見てナントナク俺にも似たような時期があったなと思った。




川床明日香さんが楽器屋の店員役のダウンタウンの浜ちゃんの息子さんからピックガードを交換したフェンダーのプレベを1000円で買う物語。




1000円だからケースは無くて裸で持って帰っているけど、ストラップはフェンダーの新品が付いているし、おにぎりピックまでオマケしてもらっている。




楽器屋では少し見劣りしても、自宅に持ち帰れば嬉しい嬉しい宝物だ…楽器さん、初めましてか・・・良くできているCMで、かなりのアルアルだ。




俺には1000円で楽器を売ってくれる店員はいなかったけど、高校生の俺に楽器屋は特別な聖域だった…色とりどりの楽器がキラキラ眩しく光り輝いていた。

高校で知り合った仲間達が次々とピカピカの楽器を持つようになると、一緒に楽器屋に付き合って出入りしているうちに常連になり、店員さんとも色々話すようになった。

今振り返っても、あの頃は楽器屋に入る時も心ときめくワクワク感があった…そういう心境になる時期を青春というのかもしれない。

時々電車なんかに乗っていても、え？と二度見してしまうほど輝いている女子高生を見かけることがあるが、本人は全く自分の価値に気がついていない。

俺の性格かもしれないが、どうも青春時代に楽しかった記憶が無いが…でも今振り返れば毎日楽しい時間に浸っていたと思う。

もう全く青春じゃ無い俺にもフェンダーのベースを1000円で売って欲しいのだ。