2時間ドラマを見た

驚いた

BSの2時間ドラマを見て驚いた。

チャンネルを変えても良かったが、なんとなく結末が見たくなって惰性で最後まで見た。

とにかくCMが多過ぎた…昔より多くなっている気がした。

BSだからなのか、CMの大半が「シニア世代に活力を！」とかの老人向けの医薬品やサプリメントで、老人のタレントに「これのおかげで階段の上り下りが楽になった」とか「夜もグッスリ」とかを言わせているが、申し訳ないがオレオレ何とかと同じ臭いがした。

活力と言われても、そんなに元気になってどうするの？という疑問が沸いてくるだけで、明日は我が身というか、こういうのを飲まなきゃならなくなる前にポックリ死にたいと思うだけで、画面の中で「幾つに見えますか？」と張り切っている老人が痛々しく見えた。


テレビドラマを見る事自体20年ぶりだと思う…もっとかもしれない。




既に亡くなった人が大勢出演されていたので、そのドラマ自体今から数年前に作られたものだと思うが、浦島太郎現象というか、登場する俳優の大半が高齢者になっていて驚いた…というか若い人が出ていない！

もう若い頃の面影も無くなっていて、若い頃はピチピチの水着でグラビアに出ていた人が、老婆になっていた。

最初は気がつかなかったが「そういえば、この人を若くすると誰かに似ている」と思うんだけど、名前が出て来ず、ドラマの途中で名前を思い出したものの、他人のそら似だと思っていたら最後のテロップを見て本人だと解って驚いた。

と同時に、高齢の出演者達が画面から消えた後の2時間ドラマのキャスティングはどうなるんだろうか？と考えると、俺なんかの知らない人ばかりになると思うと寂しくなった。

ドラマを見終えると、高齢者サプリメントの事しか頭に残らなかったのだ。