太陽系の星々 01

木星


木星は太陽を回る第5惑星で、太陽系の中では質量も大きさも最大のガス惑星。

このガス惑星というのがよくわかっていないらしい。

とにかく木星付近は電磁波とかが凄くて人間は近づけないらしく、探査機だけの調査しか出来ないので解明されていない謎は多いらしい。

地球の様な大地がある岩石惑星では無いんだけど、シューメーカー・レヴィ第9彗星が1994年木星に激突したときは、まるで大地があるみたいに見えた…というのも、ガスだけの天体なら彗星は木星を突き抜けると思うので、激突って一体何に激突したんだろうか？




いずれにせよ木星の引力は強大で、小惑星や彗星などを引き寄せている。

地球も宇宙の危険に晒されているんだけど、木星の引力が地球を守ってくれている。

それでも地球に巨大隕石はやってくる…2013年に、ロシアのチェリャビンスク州に落ちた隕石は２０メートル程度の大きさと言われており、発生した衝撃波によって100キロメートル以上にわたって建物の壁や窓ガラスが壊れ、1500人以上の人がけがをした。

20メートルの隕石でそのダメージなので、小惑星が降ってくれば大変なことになる。

10キロメートルくらいの天体が、メキシコのユカタン半島付近に衝突して地球の気候が変わったのが恐竜が全滅した原因と言われている。

早い時点で地球に激突する事が予想できれば、宇宙船などを使って起動を変える事で回避出来るらしいが、巨大な小惑星だと人類が地球を離れるしか生き残る方法は無いらしい。

そうなってくると、巨大な宇宙船を造って人間が住める星を探す旅に出るんだけど、適合する星は太陽系には存在しない。

巨大宇宙船に乗れる人をどうやって選ぶのか？とか、そもそも太陽系を脱出出来る巨大宇宙船が造れるのか？とかになるとSFの世界になってしまって、現在の科学力では巨大小惑星が降ってくれば人類は滅びるだろう。

木星は1994年のシューメーカー・レヴィ第9彗星衝突以降も多くの彗星激突が起きている。

もし木星がなかったらと考えると、恐ろしいのだ。