阪神 - 広島 19.04/30～05/02

2勝1敗


勝てない聖地甲子園で、毎年大連敗が続くGWに、昨年の王者広島が相手だったので、正直３連敗を覚悟していたら、まさかの勝ち越しだった。




これは超満員に詰めかけた甲子園の阪神ファンにとっては嬉しい連休のプレゼントになったと思う…毎年GWから着始めるウル虎イエローユニフォームを見ると「今日も負ける」と思っていたが、今年は違った。

雨が心配された3連戦は、丁度平成と令和の狭間で行われ、阪神-広島戦だけがナイターだったので色んな記録が生まれた。

平成最後の勝利投手 秋山
平成最後の単打 近本
平成最後の二塁打 福留
平成最後の三塁打 糸原
平成最後の本塁打 バティスタ
平成最後の打点 糸原
平成最後の三振 江越
平成最後のあとひとり

平成最後の試合以外でも

平成最後のサイクルヒット 梅野
平成最後の完封投手 青柳


そして

平成最後の勝利チーム 阪神タイガース！




もうこれは平成の王者ってことで良いと思う。

そして令和に変わっての初戦も阪神が勝利！！




それでも試合序盤は広島が先制すると、聖地甲子園に詰めかけた広島ファンが敵地であるにも関わらず凄まじい応援だった「今日もカープは勝ちッ勝ち！」の後の万歳三唱の金属的な大歓声を聞いた時は、去年広島にコテンパンにやられたトラウマが蘇って背筋がゾッとしたが、若虎は怯まなかった。




この試合は、誰がサインを出しているのか判らないが、阪神が足を絡めて相手を揺さぶる野球でかき回し6-2で赤ヘルを翻弄した。


3戦目は広島もエースの大瀬良をもってきたので、これは最初から勝てないと思ったが、それでも復活した岩田が試合を作ったのは試合には負けたが、収穫もあった。

投手では青柳、岩田、秋山が次々と復活で、もう誰も藤浪の話をしなくなった。

試されたマルテだけど、俺はマルテに期待するなら大山をファースト、サード糸原、セカンド上本で良いと思う…梅野・上本・近本のセンターラインは悪くないと思う。

ただ、何度も言うが本来は助っ人大砲の為のファーストが大山というのは非力すぎる…大山も成長するのであれば早く開花して欲しい。

俺の誤算は現在2軍のナバーロで、もう少しやってくれるものだと思っていたが非常に残念。

嬉しい誤算は一打席ごとに成長している近本で、神懸かっている時のマートンの様だ。




福留の休養には高山、同じく糸井には中谷…とにかく近本のおかげで外野の問題が片付いたのは大きい。

しかし…俺の見立てでは最下位の底を深く掘り下げているはずだったのが現在3位で、次戦の先発が西というのは巡りの運も良いと思う。

苦手だった聖地甲子園での勝ち試合も勢いに直結すると思うので、連勝中のDeNAは手強いと思うが勝てるときに確実に勝って欲しい。

勝利の鍵は若手の勢いなのだ。