備える

欲しがりません

今年初めから継続してストレスがのしかかり続けていて、精神的にタフな日々を送っている。

今年の1月父の入院から始まり、一息つくどころか疲れのピークで葬儀となり、その後の慣れない残務整理の途中から今度は職場関係の頭の痛い問題が勃発し、一日として心休まる日が無い状態が続いている。

こういう自力で解決できないストレスを軽減するには、心に余裕を持つことだと思うが…ナカナカ思うように精神をコントロール出来ない。

心に余裕を持つには、何が必要なんだろうか？と考えると、やはり資本主義社会なのでお金と言うことになると思う。

極端な話、大金を持っていれば明日仕事が無くなっても笑っていられるが、ギリギリの生活だと些細なことに一喜一憂せねばならない。




俺みたいなのでも生活の事を考えた事はあるが、答えは地道にコツコツ働くしか無いと思う。

バブル景気のの頃、経営の神と持ち上げられ経済誌の表紙でふんぞり返っていた連中の大半は現在見る影もない事を考えると、やはり答えは1つだと思う…美味い話なんて無い。

何もかも自由気ままに好き勝手に生きてきた俺も、ある時からコンサバティブな方向に生き方を切り替えた。

明日寿命が来るならまだしも、老いていくならこのままではヤバいと思い、収入を増やすのは大変なので支出を減らす方向に切り替えた。

「欲しがりません勝つまでは」なんだけど、俺の場合勝つための努力はしたくないので欲しがらない事にしたが、ナカナカ難しい。

最も無駄な出費は家賃だと思って田舎に引っ越し、金の掛かるモノは手放した…最初は都落ち的な寂しさで消沈したけど、今になってその考えは正しかったと思う。

普通に暮らしていても病気や怪我などのアクシデントはやってくる。

普段は考えもしない事も、ストレスがのし掛かってくると見えてくる事もある。

備えあれば憂いなしなのだ。