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嗜好の変化 [日記]

ギターのリハビリ[あせあせ(飛び散る汗)]
もう何度目のリハビリだろうか。

俺の場合、作曲も楽器も必要が無いと放り投げてしまうので、必要になる度にリハビリが必要になる。

ただ、これまでのプチリハビリと違って、今回はかなり重傷なのでリハビリも難航を極めている。

長くギターを弾かない状態からリハビリに取りかかると、練習しなければ何処が鈍るかがハッキリ判る。

リハーサルとかライブなど、バンドならではの様々な流れはベースを弾いているのでブランクは皆無だけど、ベースとは違うギターならではの劣化というのは意外に多いことに気がついた。

まず筋力が衰えている…ベースの方が弦が太いので力が要ると思うだろうけど、俺の場合ギターの方が握力を使う。

ベースとギターを平行して弾いていたときは、使うピックもフォームも似たアプローチだったけど、時間と共に変わっていく…

ベースが弾けるようになると、どんどんベース専用の弾き方になって行くのでベースがギターのリハビリにはならなくなった。

リハビリで怖かったのは、弾けていたときの感覚で弾こうとするので筋肉がついてこれないで指が腰砕けみたいにヘロヘロになっている状態で力を入れようとするので、何度か指を壊しそうになった。

ギターだけで無く、リハビリとはそういうモノだと思う…大怪我からのリハビリでの歩行訓練なんて、当たり前に歩けていた時の記憶との戦いだと思うが、気をつけないとリハビリがリハビリで無くなってしまう。

右手のピッキングも少し弾くだけで疲れてしまう。

エフェクターの設定も、弾いていた時の設定で弾こうとするとミュートが不完全なので音がグシャグシャになってしまう。

リハビリは、こんなはずでは無かった!の連続で、やがてガンバリが諦めに変わっていく。

「もうええねん、これで・・・」。

これまで自慢のフルピッキングで弾いていたフレーズを、なんとかレガートで音が出る程度に回復しているが、その辺りが回復の限界と感じ、ピッキングスタイルを変えようと試行錯誤している。


「こういうのも楽しんでやらないと」と思い、少し気分を変えようとマルチエフェクターで「今シックリ来る音」を作ろうと思った…サウンドチェックだけでも相当ギターを弾くので指の練習になると思った。

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アレコレやりながら完成した音は、メタルやハードロックとはほど遠い爽やかな音だった。

フライングVを弾きながら…「これもリハビリなのか?」と、少し固まってしまった。

長期ブランクは嗜好も変えるのだ。