新聞の3.11特集記事

明日は我が身

俺は3.11の事に関しては、殆ど何も知らない。

3月11日の新聞は、何処も東日本大震災の特集だった。

津波の被害で家族を失った父と娘のこの8年間の軌跡を辿るレポートを読んだが、これ以上理不尽で悲しい出来事があって良いのか？と愕然とした。

自然災害という地球上に住んでいれば抗いようのない怪物が相手だと、どうしようもないのは判るが、それにしても何とかならないものかと考えてしまう。

普段はボーッと潮風に吹かれて海を眺めるのが好きなんだけど、津波の恐ろしさを考えると海の近くはハイリスクだと思う。

俺みたいなのでも、少しこの世の中の不条理を考えてしまった…。





そしてあの日を思い出してみた。

3月11日、あの日俺は自宅で昼寝をしていた。

目覚めたとき、普段はそんな事は思わないのに、「何で目覚めたんだろう？」と思いながら部屋の中央でボーッと立っているとグラッと来た。

俺はナマズでは無いが、何かが寝ている俺を起こしたんだと思う。

当ブログの8年前の3月11日の記事を見ると、俺も色々書いているが、やはり原発を心配している。


被災に遭われた方が今も大勢苦しんでおられるので軽々に言えないが、東日本大震災は津波の恐ろしさが強烈だったけど、福島の原発事故が無ければ今より風化していたと思う。


そして毎年この日になると思うことは、「まだ来ていないのは東京だけ」って事で、北海道だって去年胆振東部地震で死者42人を出している。

予言が的中することで有名な人が、「東京オリンピックは開催されない」と言い切っているが、その原因は大地震以外に思いつかない。

いずれにせよ、地震大国の日本に住んでいる限り絶対に安全な場所なんて無いのだ。