2019 MotoGP 第1戦 カタールGP

ヴィニャーレスPP

待ちに待ったMOTO-GP開幕戦、予選絶好調のYAMAHAのヴィニャーレスが堂々のポールゲット。

2位に努ドヴィツィオーゾ、3位にマルケスと、各メーカーが出そろった。




予選で激しくハイサイドで転倒したロレンソは、予選15位に終わった。


決勝は、ポールのヴィニャーレスがスタートで大きく出遅れ、トップのドヴィツィオーゾをスズキのリンス、マルケスが追う展開が長く続く。

トップが駆け引きをするので、後続集団が長く伸びMOTO-3の様な接近戦となり、後方からロッシが追い上げてくる。

砂漠でのナイトレースは夜露が凄いらしく、各車転倒を恐れて誰も飛び出さない。

ラスト３周辺りで、マルケスがトップに出るが、ドゥカティの爆発的パワーが1キロあるホームストレッチで悠々と追いついてしまう。

ラスト周回は、マルケスとドヴィツィオーゾの一騎打ちとなり、コーナー区間でもドヴィツィオーゾが有利で、マルケスは最終コーナーで強引にインに飛び込んだが、もう何年もこのパターンで争っているドヴィツィオーゾは想定内。




ドヴィツィオーゾが避けなければ2台は激突していたが、慣れているドヴィツィオーゾは怯まないどころか止まりきれないスピードのマルケスを先行させて膨らむのをあざ笑うかのように冷静にマシンを加速させた…2度と同じ手は使えないって感じだった。

最後の直線勝負になってドヴィツィオーゾのスリップにピタッと張り付いたマルケスだったが、ドゥカティのパワーには勝てず0．023秒差でドヴィツィオーゾが優勝。

レース後に、ドゥカティ・デスモセディチGP19のリアスイングアーム下部に装着されたエアロダクトが、レギュレーション違反ではないかとアプリリア、KTM、ホンダ、スズキが抗議を行い、スチュワードパネルは抗議を却下したが、決定を不服として控訴の手続きが始まっている…でも順位に変更はないと思う。


思うにドゥカティはかなりの余力を残していた様に見えたが、ホンダはタイアが厳しそうだった。

ドヴィツィオーゾが駆け引きをせずに、中盤から抜け出していれば楽に勝てた様に思う…遅いペースだったのでマルケスは助かった感じ。

ドゥカティが他のチームより頭1つ抜き出ている感じ。

ロレンソのダメージが心配なのだ。