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山路越えて [日記]

疲労困憊[あせあせ(飛び散る汗)]


いよいよ父の火葬の日がやってきた。

この日に東京に帰る予定なので、早朝に起きてまとめた遺品などを段ボール箱に梱包し、コンビニに持って行き宅急便の手続きをした。

葬儀社の方と合流し、近所に住む叔母を迎えに行く。

火葬する前に焼香したが、俺は心の中で父が好きだった賛美歌「山路越えて」を歌って見送った…俺はキリスト教の信者では無いが幼少の頃は日曜学校といって、近所の教会に通って賛美歌を歌っていた。

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火葬中に家に戻る途中で叔母と別れ、父親の車を処分など、お骨あげの時間ギリギリまで片っ端から様々な手続きをした。

俺が奈良市の隣町に暮らしているのであれば、何週間かかろうがノンビリやれるんだろうけど、遠方だと種類等を東京に送ってもらっての手続きとなるので、ただでさえヤヤコシイのがより複雑になってしまう。

今回の解約手続きで最も苦労したのは「証券が見つからない自動車保険」だった。

理由はわからないが、何故か同じ保険会社を扱う代理店を乗り換えていたので難航した…保険会社~代理店~クレジットカードみたいな流れで、担当者を探し当てたときは名探偵になった気分だった。

車を飛ばし、遅刻ギリギリで火葬場に戻って父の遺骨を骨壺に収めた後、、関西様式の小さな骨壺をリュックに入れて、速攻で奈良市役所の中を飛び回って様々な手続きと、奈良にいる間に取得できる書類を可能な限り集めた…何が必要なのかは、事前に清瀬市役所で同様の案内を貰って把握していたのが役に立った。

最後に郵便局で郵便物の転送手続きを済ませ、西大寺から京都行きの近鉄特急に飛び乗った…早朝から食事をする時間もなかったが、幸いなことに空腹感は無く乗り切った。

京都駅で新幹線指定席の切符を購入し、駅構内に並ぶ売店に入ってサンドイッチを1つ買った…何というか、お腹いっぱい食べてしまうと寝てしまって起きられなくなるんじゃないか?と怖かった。

残務手続きはまだまだ残っているが、これでとにかく東京に帰れると思うと精神的に楽になったのだ。