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手続き [日記]

様々な解約[あせあせ(飛び散る汗)]

平日になると、父親が契約していた様々な関係を解約する手続きに入った。

父はとっくに解約している古いのも残していたので、作業は難航を極めた。

結果、最新の契約が現行で生きているモノは銀行の通帳の引き落とし先の名前から遡っていった。

父は90近かったんだけど、想像以上に取引が多く、また経路が複雑だった。

何処に電話しても混んでいて、やっと繋がっても出てくるのはマニュアル通りにしか対応出来ない派遣のオペレーターだから、とにかく時間が掛かった。


これから今の俺と同じ事を経験しなければならない人もいるだろうから、俺がどれだけ苦労したのか?の一例を書くと…

奈良市の年金事務所に飛び込み、東京に戻ってから父の年金ストップの手続きをするんだけど、その前に、とりあえず揃えなければいけない必要な書類の事を聞いてみると、その中に「息子さんの戸籍抄本が必要です」と言われたので、俺が「先日東京で取ったのを持っている」というと、「それはお父様がお亡くなりになった後で取得したものですか?」と聞かれたので、「亡くなる2日前です」と答えると「それでしたら使えません」と驚愕の返答が当たり前の様に返ってきた。

書類の作成日は印刷されているのに、2日違うだけで使えないって何?

世の中には死んで腐乱死体になっていても「先ほども朝食をとりました!」と、年金を受け続けている人がいるのに、俺の手続きではなく、父の年金をストップさせる手続きに、何でそこまで面倒なんだ?

俺たちはこういう1ミリも動かない杓子定規な怪物を相手にしなきゃならない…奴等は、自分たち仲間内では、年金着服など国を揺るがすような大犯罪を犯しても、誰も責任を取らずに新しい名前の器に横滑りしただけで何のペナルティーも無いが、受給者に対しては極めて冷徹なお役所仕事だ。

一体お前らは誰の為に存在しているんだ?と言いたいが、こういう化け物達を相手にするには、奴等がウンザリするまで何度も何度も集めなきゃならない書類を執拗に執拗に執拗に執拗に確認する事で対抗するしかない。


驚いたのは、色んなヤヤコシイ手続きが続いて疲れてくると頭のレスポンスが鈍るという事で、知恵熱みたいな頭痛が起きて惚けてくる…本当に惚けてくる。

最終的には、不思議なことに何度も何度も繰り返している俺の住所までスッと出てこなくなった…部分的に健忘症が出る不思議な惚け方で、これには難儀した。

最初の頃は、職場の方は休みが取れているので、手間取りそうなら暫く奈良に滞在してノンビリやれば良いと暢気な事を考えていたが、耐えきれない極寒と疲れからの衰弱で一刻も早く東京に帰りたくなってきた。

奈良にいた間で救いだったのはオーストラリア・オープンテニスかな、大坂が優勝した試合も良かったし、ジョコビッチとナダルの試合も深夜だったけど、気が紛れた。

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とにかく「2001年宇宙の旅」を見るんだと…それだけで頑張ったのだ。