クリスマスケーキ

味の記憶

メリクリです。

俺は毎年クリスマスの時期になると、子供の頃に食べたクリスマスケーキを思いだす。

下の写真は俺が母親にスプーンでクリスマスケーキを食べさせて貰っているところ…手前に光っているのがケーキに立てたローソク。




子供の頃は毎年父親が梅田の店でクリスマスケーキを買ってきていた…毎年同じ店で、ネットで調べても出てこないので詳細は判らないが、確かロシア人のパティシエさんが作っていた。

だから、生クリームも独特の美味しさで…リキュールが入っているのか？何か判らないんだけど甘い中に微かに苦みと香りが混じっていて、とにかく外の世界を知らない子供だった俺にはそれが特別な日にだけ食べる事が出来る世界一美味しいケーキだった。

子供の頃は毎年クリスマスツリーを出して、電飾のイルミネーションやモールとか星などを飾って、部屋の灯りを消してケーキに立てたローソクを吹き消していた。

ある時…もう家族でクリスマスケーキを食べなくなった、俺が大学生位の時だったと思うが、その店のケーキを食べた事があった。

食べた瞬間に「あ！この味だ！」と、一気に子供の頃食べた記憶が蘇った…味って覚えているんだなと驚いた。

クリスマスケーキなんていらないけど、あのケーキならクリスマスで無くてももう一度食べてみたいのだ。