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ピック弾きベースのピッキング [ベースの話題]

脱力ピッキングのすすめ[るんるん]


リハーサルの日程が長期間空いてしまって、暫く弾かなかったベースを久しぶりに弾いてみた。

いきなりピッキングする側の右腕が筋肉痛というか、凄く怠くなった。

太いベースの弦に負けているという感覚。

そこで、フニャフニャの劇薄ピックで弾いてみた…柔らかいピックで反るので、太いベース弦とガチンコにならなくて腕への衝撃を緩和してくれるだろうと思った。

すると、凄く楽に弾けた…ここまでは、過去に何度も繰り返していて、今年散々やった「理想のピック探しの旅」の結論も「割れない極薄ピックが最強」という答えを出している。

しかし、何故薄いピックはピッキングが楽なのかに関して、他にも同じ事を感じている人は居るのだろうか?と、ネットで検索してみたら、あるベーシストが「脱力」を唱えておられるページに行き着いた。


書かれている事を要約すると…

薄いピックで弾くと音がペシャンコになるので、太いピックで弾く方が音が良い。

ただ、薄いピックを使って弾くと「脱力」の練習になる。

ガンガン弾いて腕が疲れてしまうのは力が入りすぎているからで、脱力の感覚が身につけば解消される。

ピックが薄いと、強く弾こうとしたり、弦に対して角度を付けたりするとピックが割れてしまう。

薄いピックを割れないようにするには、余計な力を抜かなければならない。

薄いピックで脱力の感覚が掴めれば、太いピックを使っても疲れない。

…大体こんな事が書かれていた。

これは、俺には衝撃の目から鱗だった…薄いピックを使うと楽というのは判っていたけど、「脱力」に考えが行かなかった。

そこで、薄いピックで「脱力を意識」して練習してみた所、ナントナク見えてくるモノがあった。

俺の場合、いつものピッキングスタイルでは脱力を意識してもピックは割れてしまった…つまり、ピッキングそのものを変える必要があった。

そこで、肘をボディーに付けて手首の回転でピッキングする方法から、「手のひらの右側」をブリッジに固定して指先だけで弾くスタイルにしてみた。

これはギターを弾くときのピッキングに近いが、これだとほぼ指だけで弾いているので「ピックが割れる位に力を入れること」が難しくなる。

指ピッキングは楽で、ギター同様速さに対応できる。

この「脱力」的思考は俺には灯台もと暗しで、今まで試したことがなかったが…これまでは弱いピッキングは悪であり、楽器を鳴らす為にピッキングは強ければ強いほど良いと思っていた。

現在は、脱力というか「結果として脱力になっている」指先ピッキングに適した薄いピックを探している。

最近ウルテムのピックが気に入っていたんだけど、やはり割れてしまう…ポリカーボネイトも割れると思う。

今のところ、割れないで使える極薄はナイロンなんだけど、ナイロンの腰砕けみたいなユッタリした反発が嫌いで、少し硬めのカーボンナイロンを使っているが、これから他の素材を色々試そうと思う。

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脱力ピッキングをギターでも使えないか?研究中なのだ。