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2018 冬 伊豆見仏・温泉旅行記 VOL.2 かんなみ仏の里美術館 [寺社・城・仏像・ミュージアム]

里人が守った仏像群[カメラ]

三島駅前でレンタカーを借りた俺たちは、「かんなみ仏の里美術館」に向かった。

地図では三島駅の隣にある函南という駅の近くなんだけど、ナビに従って走っていると不安になるほど山深い道を走った。

山の麓に下ると、ナビが目的地に着いたと知らせてくれた。

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静まりかえった中に、近代的な建物があった。

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どことなく入江泰吉先生の奈良写真美術館みたいな近代的な雰囲気があった。

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お堂のイメージで作られているらしい…

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因みにこちらが奈良写真美術館

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入館チケットを購入していると、受付の方から解説をしていただけるとの事で、お願いすると上品な女性の学芸員の方が詳しく丁寧に案内してくださった。

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仏像は、その土地で違う印象があるが、それは俺がこれまでドップリ見仏して廻った奈良・京都の仏像と比較して感じるニュアンスなんだけど、かんなみの仏像は違和感がなく、特に阿弥陀三尊は奈良の仏像の波動を放っている感触だった。

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それはやはり慶派仏師実慶の作だからだと思う…正統派の王道という重みがあった。

学芸員の方は、特に源時政が慶派の仏師・実慶に造像させた仏像群が、里人の厚い信仰心に支えられながら守られてきた事を力説されていたが…仏像の状態が素晴らしく、よく900年近くも無事に守り続けられたなと驚いた。

平安時代の薬師如来も、十二神将像も良かった。

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写真集を買った。

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大満足で美術館を出て車で下田街道を南下していると、伊豆長岡辺りでお腹が空いた。

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新蕎麦を食べることにした。

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桜エビの天ぷら蕎麦を食べた。

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せっかく伊豆まで来たのに、桜エビを食べないで帰るわけにはいかない。

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伊豆は仏像も蕎麦も最高なのだ。