ギターの弦

メーカーと太さ

ギターサウンドで重要なのは、エフェクターなどの機材やアンプの性能もあるんだろうけど、川の流れに例えれば最上流で汚水を流せば下流で幾ら頑張っても意味がない。

そういう意味では、最上流は人間の指とピッキングになるんだけど、弦も重要。

ベースなんて弦を新品に替えると、ギターより劇的に音が変わる。

ギターも弦を新品に替えるとブライトになるが、弦のメーカーでも音は違う。

以前、セッションで知り合ったギター弾きの人は、一般的なERNIEBALLやDADDARIOを「クソ弦」と呼んで蔑んでいて、超高価な弦を張っていると威張っていた。

メーカー名を聞いたんだけど、何処かのマニアックな楽器屋で買うとかで、教えてくれなかった。

肝心の音は、特に何か特徴のある音では無かった。

弦はメーカーによって特徴があるんだけど、弦の太さでも音は変わる。

一般的には1弦が010から始まるのをレギュラーと呼び、使っている人も多い。

ただ、ベース弦も同じだけど、わざと細い弦を使う人もいて、細い弦独特の個性がある。

俺なんかは、昔からトミー・ボーリンの影響でERNIEBALLの極細を使っているが、慣れないと弾きにくいと思う。

サウスポーのトニー・アイオミは弦を押さえる右手の指先を切断しているので、極細の弦を張って「あの音」を出しているし、ブライアン・メイなんて1弦は007を張ってコインでピッキングしている。

だから、細い弦だから細い音では無い。

俺なんかが一番弾きやすく無難だと思うのは009から始まるセットだけど、興味があるなら弦の太さや他のメーカーに変えて試すのも面白いと思う。




俺も久しぶりにDADDARIOを張ってみるのだ。