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DTMで作りたい世界 [日々のあれこれ]

日本の音[るんるん]

DTMで作動テストをしている途中で何故か「和物の音」に興味が湧いた。

なんていうのかな…日本人として、日本の音に興味が湧いたって感じだろうか。

興味の対象は味覚同様、年齢によって変わると思う…子供の頃豆腐なんて好き嫌い以前に味の無い白い塊でしかなかったが、大人になると好きになったのと同じで、音楽の嗜好も年齢と共に変わるんだと思う。

俺も若い頃はハプスブルク家などの豪華絢爛なヨーロッパ文化に興味があったけど、最近は寺社仏閣や仏像などの日本文化一辺倒になっている。

最近のメチャクチャな政治状況とかを見ていると、日本の統治権力を何処の馬の骨か判らないナリスマシ日本人共が乗っ取っているのが隠しきれなくなっているのが良く判る。

ただ、偽物では無く「本当の日本人の姿」となれば大陸からシルクロードの文明と共に大勢の外国人が流入してきた弥生時代よりも前の「先住民族」である縄文人なのは言うまでもない。

縄文の民も、遡れば氷河期に海が凍った上をマンモスを追って日本にやってきそうだけど、氷河期が終わって氷が溶けて日本に「陸封」された彼らが作り上げた縄文文明という世界最古の文明は日本のオリジナル。

俺はトーハクで行なわれた特別展「縄文―1万年の美の鼓動」を見て、これは1つの文化という小さな括りで表現される規模では無く、数千年続いたれっきとした文明だと核心した。

誇り高き縄文人こそがオリジナルの日本人だと思う。

俺なんかも日本人として生れたからには縄文をテーマとする曲を作りたいと大風呂敷を広げたいのは山々だが…、まずは和楽器の音色を用いた曲から始めたいと思った。

「姫神」の「神々の詩」みたいなのが理想だけど、倭音の入門編として日本楽器のサウンドから入ろうと思った。

俺は、音階の使い方や楽器の様式などの知識以前に、俺の頭の中に邦楽そのものが無いので、いずれにせよ正統なのは作れない…だから「俺の邦楽」を目指したい。

音楽の土台はリズムで、楽器に当てはめると打楽器だ。

ロック系音楽の場合、打楽器はドラムセットなんだけど、モノが和物という事になると太鼓になる。

俺の頭の中では、勇ましい人がデカい和太鼓をドーンドーンと叩いているイメージ。

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そこでDTMアプリでとりあえずリズム楽器を太鼓にして色々試してみることにした…というのも和モノの楽器は使った事がないし、演奏における様式や決まり事などの知識がないと難しいが、和太鼓のドーン!ドーン!位なら俺でも大丈夫だろうと思った。

しかし和太鼓の音はアプリ内のプラグインシンセのライブラリには無いので、ネットで調べて専用の音源と音源を鳴らすサンプラーを使ってみた。

これを切っ掛けに和もの楽器での「和風」な曲を作るのも、楽しそう。

まずは太鼓から入って、色々和楽器パートを増やした曲も作っていこうと思うのだ。