たより

時の流れ

早いもので、もう今年もあと僅かになってきて、最近は忘年会の日取りの連絡なんかが来ている。

その中には、久しぶりに昔のバンド仲間から連絡があったりしたんだけど、皆のバンドに関する話題も変わってきていて考えさせられた。




俺はバンド関係の情報はほぼ皆無という程何も知らないし興味も無いんだけど、話を聞くと時代は変わったんだなと思った。

ドーム球場を満杯にする若くてメジャーなバンドはさておき、ライブハウス規模の活動をする、平均年齢も高いオヤジバンドという奴そのものが、どうやら終わっている状態の様だ。

完全に需要と供給が噛み合わず、高齢のアマチュアバンドが下火になり飽きられている…もう音楽性や上手い下手という問題でも無いらしい。

結構、名の知れたライブハウスとかも閉店してるし…良い年してバンドをやってること自体が時代からハズれてる。

確かに、ライブハウスというのが娯楽でも何でもない感じは2000年前後からあって、それが少しずつ萎んで最近は完全に萎み切ったって感じがする。

今残っている店が無くなるのも、時間の問題というか、この状況から「盛り返せる」何かが無い。

演奏する場が無くなれば、ただですら少ないバンドが死滅するだろうね。

バンドが減れば楽器屋の形態も変わるだろうね…今オッサン達に飛ぶように売れている高級ブティック系エフェクターなんて売れなくなる。

カラオケ屋が完全に消えないように、若い子でも好きな人は細々とやるだろうから、ライブハウスも完全には無くならないだろうけど、オーナーさんが高齢や病気で閉店というのもあるだろうし、激減するだろうね。

ま、流行モノっていつかは廃れる。

久しぶりに昔の仲間と連絡を取り合って、時代の流れを感じたのだ。