京都・醍醐寺-真言密教の宇宙- [寺社・城・仏像・ミュージアム]
サントリー美術館特別展
サントリー美術館で行なわれている醍醐寺展を見に、六本木に行ってみた。
俺は東京に暮らして30年以上になるが、六本木とは殆ど無縁だった。
以前製作したアルバムの録音前の打ち合わせで、エンジニアとロイ・トーマス・ベイカーの話題になった。
クィーンっぽい音で録りたいねとか言っていると、ロイ・トーマス・ベイカーが初期クィーン録音時に使ったマイクがあるので借りようという事になり、六本木のスタジオまで車で取りに行った事があった。
六本木で覚えているのはそれ位なんだけど、今回は秋葉原で仕事を終え日比谷線に乗った。
六本木駅から延々と続く超立派な地下道を歩く。
途中で動く歩道になっていたりで凄くゴージャスなんだけど…人がいない。
歩き進むうちに「この方向で合ってるんだろうか?」と不安になるが、合っている。
東京ミッドタウンを目指して歩く。
地上に出ると東京ミッドタウンは建物の中で迷ってしまうほど巨大で、外国の様なピカピカの立派な建物だったが…人がいない。
立派なビル内に並んでいるヨーロッパのオシャレな店みたいなのが、キラキラと立派なだけに人がいないのが余計に目立って、豪華な電飾がガラガラの店内を照らしていた。
日本は超高齢化社会なので、老人ばかりで誰も昼間に六本木の光り輝くお店なんかに興味は無いんだと思う。
それでも何人かは、巨大なドーム状のエントランスにある椅子に座ってコーヒーなんかを飲んでいた。
仏像を見に来た普段着の俺は、そういうハイソな場所に気後れしながらサントリー美術館に進んだ。
チケットを購入して会場内に入ると、あの静まりかえった街の何処からこれだけの人がやってきたのか?という「やや混み」という感じ。
見仏ファンにとって、この醍醐寺展の一番の凄いところは音声ガイドがみうら・いとうコンビな事で、まさに見仏記の気分で歩ける。
館内は圧倒的に女性が多く、平日の昼間にウロウロ出来る身分の、美しい仏像などが好きそうな金持ちの主婦みたいな方が多かった。
美術館慣れしている人が多い感じで、仏像なんかに無関心だけど暇を持てあました物見遊山で出かける年金暮らしの老人は少なかったので、概ねマナーは良い方だった。
展示の後半にあったロビーに寺の紹介ビデオがあって、それによれば醍醐寺は結構大きな寺で国宝の五重塔などは見事で、実際に現地に足を運ぶ価値は充分あると思う。
展示はまず一番見たかった如意輪観音が一番最初にあって、これは運慶展の大日如来と同じパターンだと思った。
思ったより小さかったけど、平安時代のものなのに金箔が綺麗で状態が凄く良かった。
密教の寺だけあって、九鈷杵などの仏具が展示されていた。
平安時代の五大明王像も迫力満点だった。
快慶作の不動明王も良かった。
そして圧巻は平安時代の薬師如来および両脇侍像…薬壺を持った薬師如来が良かった。
大満足で展示室を出て、物販売り場に向かう。
特にコレというのは見あたらなかったが、みうらさんいとうさんのテレビ見仏記のDVDがあった。
とりあえず図録を買って美術館を出た。
地下鉄の駅まで、誰もいない寒々とした広大な館内を歩く…こんな誰もいないところなのに、店が開店しているが、利益はあるんだろうか?
クラシックとかのBGMでも流せば良いと思うんだけど、完全に静まりかえった死んだ街だ。
帰りは六本木から大江戸線に乗って練馬に出た…人を見かけない六本木だったけど、西武池袋線は混んでいた。
1日毎に秋が深くなるが、芸術を求めて歩き回るには最高の気温なのだ。
サントリー美術館で行なわれている醍醐寺展を見に、六本木に行ってみた。
俺は東京に暮らして30年以上になるが、六本木とは殆ど無縁だった。
以前製作したアルバムの録音前の打ち合わせで、エンジニアとロイ・トーマス・ベイカーの話題になった。
クィーンっぽい音で録りたいねとか言っていると、ロイ・トーマス・ベイカーが初期クィーン録音時に使ったマイクがあるので借りようという事になり、六本木のスタジオまで車で取りに行った事があった。
六本木で覚えているのはそれ位なんだけど、今回は秋葉原で仕事を終え日比谷線に乗った。
六本木駅から延々と続く超立派な地下道を歩く。
途中で動く歩道になっていたりで凄くゴージャスなんだけど…人がいない。
歩き進むうちに「この方向で合ってるんだろうか?」と不安になるが、合っている。
東京ミッドタウンを目指して歩く。
地上に出ると東京ミッドタウンは建物の中で迷ってしまうほど巨大で、外国の様なピカピカの立派な建物だったが…人がいない。
立派なビル内に並んでいるヨーロッパのオシャレな店みたいなのが、キラキラと立派なだけに人がいないのが余計に目立って、豪華な電飾がガラガラの店内を照らしていた。
日本は超高齢化社会なので、老人ばかりで誰も昼間に六本木の光り輝くお店なんかに興味は無いんだと思う。
それでも何人かは、巨大なドーム状のエントランスにある椅子に座ってコーヒーなんかを飲んでいた。
仏像を見に来た普段着の俺は、そういうハイソな場所に気後れしながらサントリー美術館に進んだ。
チケットを購入して会場内に入ると、あの静まりかえった街の何処からこれだけの人がやってきたのか?という「やや混み」という感じ。
見仏ファンにとって、この醍醐寺展の一番の凄いところは音声ガイドがみうら・いとうコンビな事で、まさに見仏記の気分で歩ける。
館内は圧倒的に女性が多く、平日の昼間にウロウロ出来る身分の、美しい仏像などが好きそうな金持ちの主婦みたいな方が多かった。
美術館慣れしている人が多い感じで、仏像なんかに無関心だけど暇を持てあました物見遊山で出かける年金暮らしの老人は少なかったので、概ねマナーは良い方だった。
展示の後半にあったロビーに寺の紹介ビデオがあって、それによれば醍醐寺は結構大きな寺で国宝の五重塔などは見事で、実際に現地に足を運ぶ価値は充分あると思う。
展示はまず一番見たかった如意輪観音が一番最初にあって、これは運慶展の大日如来と同じパターンだと思った。
思ったより小さかったけど、平安時代のものなのに金箔が綺麗で状態が凄く良かった。
密教の寺だけあって、九鈷杵などの仏具が展示されていた。
平安時代の五大明王像も迫力満点だった。
快慶作の不動明王も良かった。
そして圧巻は平安時代の薬師如来および両脇侍像…薬壺を持った薬師如来が良かった。
大満足で展示室を出て、物販売り場に向かう。
特にコレというのは見あたらなかったが、みうらさんいとうさんのテレビ見仏記のDVDがあった。
とりあえず図録を買って美術館を出た。
地下鉄の駅まで、誰もいない寒々とした広大な館内を歩く…こんな誰もいないところなのに、店が開店しているが、利益はあるんだろうか?
クラシックとかのBGMでも流せば良いと思うんだけど、完全に静まりかえった死んだ街だ。
帰りは六本木から大江戸線に乗って練馬に出た…人を見かけない六本木だったけど、西武池袋線は混んでいた。
1日毎に秋が深くなるが、芸術を求めて歩き回るには最高の気温なのだ。
2018-10-18 23:03