金本監督退任

大混乱

表面上は辞任だけど、本社の命を受けた揚塩健治球団社長が、金本監督を呼び辞任を迫った事実上の解任らしい。

つい最近まで3年契約を更新した話題しか無く、甲子園の最終戦後に行なわれた監督挨拶でも特に辞める方向のコメントは無かっただけに、突然真逆の事態になった印象。




まず金本監督最大の擁護派の坂井オーナーを追いだし外堀を埋めてからの監督解任の流れみたいだけど、ここまでの大ナタは誰にでも振るえるものでは無く、球団関係者では無く電鉄本社からの指示だと思う。

しかし、突然の…しかも監督が辞めると言ったのではなくクビだったが、一体本社は何に対して反応したのか？

負けが込んで甲子園が荒れるのは今に始まった事では無いし、特に今年は甲子園での負けが多かったのでファンにお行儀の良さを求めるのは無理な事は本社も知っているはず。




ちょっとおかしいので、何で突然本社がクビと言いだしたのか？と調べてみたところ、9月28日夜にツイッター上に金本監督が男性ファンと揉み合いになった動画が投稿されていた。

ネットに拡散した問題の動画は、クリーンなイメージをアピールしたい電鉄会社にはコンプライアンス的に非常に不味かったと思う。

俺もその動画を見たけど、ホテルの入り口みたいな場所で球団関係者に羽交い締めにされたまま入り口に連れ込まれる目がいっちゃってる金本監督が映っていて、騒然とする中で同行していた平田コーチの「何やってんだ、お前！」の怒鳴り声も聞える。




動画の前後がどうだったのか？とかの詳細は判らないが、ゲーム中での審判の誤審などへの態度で無く、一般人相手にこの様子は今時の企業には問答無用の「一発レッドカード」に該当すると思う。

川藤が酒呑んで暴れていた暢気な時代のプロ野球とは別物で、今時は誰もがスマホで動画が撮れてしまうので、電鉄本社からすれば言語道断のスキャンダルと判断したのだと思う。

しかし、これは金本監督が最下位転落などでちゃぶ台をひっくり返して後は野となれと無責任に辞めたのとは少し異質で、チームとしては突然起きた予定外の大混乱だと思う。

困った事になったのだ。