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台風の中の走行 [日々のあれこれ]

タイヤが命[台風]

凄い勢力を保ったまま日本に上陸した台風21号が、橋の上を走る車を横転させて吹き飛ばした映像を見て驚いた。

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最初に命知らずな原チャリが果敢に走るも橋の中央部で停止、それを止まって見ていた軽ワゴンと大きなトラックがユルユルと走り始めたところ、猛烈な横風に襲われてトラックが横転して荷台がバラバラに、先にいた軽ワゴンは段ボール箱の様に吹き飛ばされて橋のギリギリの所で引っかかった…川に落下していたら死んでいたと思う。

必死に風雨と格闘していた原チャリが最後に力尽きて転倒していた。


俺も昔、台風のど真ん中でバンドの機材車を運転した事がある。

台風の中、名古屋のホテルをチェックアウトして、昼間に東名高速を東京に向けて走った。

雨と突風が真横に吹き付けるが一定に吹く風では無く無風状態の時もあって、突風がいつ来るか判らないのが怖かった。

凄まじい風が車に当ると1メートル程車が横にズレた。

救いは、走っている車が殆ど無かった事と、風がどっちの方向から吹いてくるか事前に判っている事で、あらかじめ風上の方向よりを走って吹き飛ばされる側に予幅を持たせていた。

暴風雨の中ではミラーは役に立たなかった。

ワイパーはモーターが壊れると思って使わなかった…フロントガラスにガラスコーティング剤をガッチリ塗っていたので問題は無かったが…塗ってなければ何も見えなかったと思う。

真横からの突風なので、窓はギッチリ閉めていても雨水が入ってくるのでタオルを挟んだ。

横風が吹いてもアクセルは余り緩められなかった…後方からの追突が怖いのでブレーキは踏まなかった。

車が流された分だけハンドルを風上に切りたい心理になるんだけど、スピードが出ているから大きく切るとスピンする危険性があるので殆ど動かさずに車任せにした。

台風独特の突風は名古屋から箱根辺りまで続いたと思う。

それでも楽々と走れたのは、積載を倍近くオーバーしていたからだと思う…スチール製のホイールにワイドなラジアルタイヤを履いていたので、少々積んでもビクともしなかった。

しかし、その後機材車を乗り換え、ノーマルのホイールとタイヤに変わって同じ積載で走るとタイヤが持たず、頻繁にタイヤが裂けた…パンクで無く破裂して裂けた。

エンジンを積み替えていたのでスピードは出たが、タイヤが持たなかった。

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深夜の東名高速道路で…これが台風時だと大事故になっていたかも。

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タイヤは突然爆発して火を噴いた。

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JAFのお兄さん…

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環七でもバーストで、JAFのお兄さんに治して貰う…

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台風の時は、時間に余裕があれば通過するまでやり過ごした方がよいと思う。

どうしても強行するなら、積載とタイヤが重要だと思うのだ。