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ピックの引っかかり [ベースの話題]

材質と形状[るんるん]

今挑戦しているというか…マイブームなのは、コピー曲でも自分の解釈を入れるというのに没頭している。

コピー元のミュージシャンはやっていなくても「俺はこうする!」と勝手に弾いてしまうんだけど、これが結構楽しい。

コピー元に極限まで近づけるのも模型を作っているのに近い楽しさがあるが、自分の解釈を無理にねじ込むのもクリエーティブで楽しい。

オリジナル曲を作るのがクリエーティブ全開とすれば、コピー曲で勝手な事をやるのはプチ・クリエーティブって感じ。

ただ、フレーズなどに凝り出すとどうしても音数が増えてしまう。

自分で考える部分は、とりあえずアドリブでやっているので「ここで入れたい」と思った瞬間が入れ時なんだけど、そういう時によくピックが引っかかる。

最初はピックに慣れていないんだと思っていたが、どうやら違うみたいだ。

俺なりの難易度を上げていくと、それまで気にならなかった細かい部分に問題が出てくる…これはギターも同じ。

ギター弦だと弦をピッキングする時に引っかからない「抵抗」も、ベースの弦が相手だとピッキング側が負けてしまってギター弦なら簡単に弾いてしまう様なのが弦に引っかかってしまう。

俺はここ1年程、ベース弦に対して「ピックのしなり」で対抗してきた…薄くて柔らかく、割れないナイロン系のピックを使ってきたが、引っかかり問題は解決できなかった。

その現象を文字で表現すると、引っかかった部分だけ一瞬無音になるのでケーブルの接触不良とか、アンプのトラブルみたいに聞える。

ピックは色々試してきて、今は出音を重視してJIM DUNLOPのULTEX STANDARDの0.88を使っている。

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ウルテム製のピックはシャープで硬さも柔らかさも丁度良くて、薄いわりに音が大きくパンチが効いている。

因みにULTEX STANDARDで0.88より太いのはピックを安定させて持とうとする握力が大変で、薄いのはペラペラでウルテムの良さを生かせないと感じた。

とにかくウルテムピックは気に入っているんだけど、弦に引っかかる。

「弦負け」しないでスムーズに弾けるピックという事で、とりあえずV-PICKSのTraditionを使うことにした。

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Traditionはギターで結構気に入って使っていたんだけど、キュピキュピというピッキングノイズがダメだった…しかし、その変なノイズはベースでは起きない。

Traditionなら握りも楽だし、滑らないし、ベース弦にも負けない。

ただ、ベースで使うと音がモヤッとこもる…ウルテムと真逆な感じで、硬質のピックと指弾き位の落差がある。

ジャンルによれば、逆に普通のピックより似合うと思うが…俺の好みとなると「大人しい」感じ。

「音」を取るか、「弾きやすさ」を取るか…悩むのだ。