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つくば宇宙センター [宇宙]

北関東旅行2018 10(最終回)[ぴかぴか(新しい)]

宇都宮から高速道路を飛ばしてつくばへ。

途中で寄ったパーキングの売店でおみやげを買う。

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Kから「かりんとうまんじゅう」をもらった…うまかった。

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今回の旅の最後はJAXAの「つくば宇宙センター」。

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中に入った途端、脳から感激の信号が出過ぎてオーバーブローになった。

まさに俺が見たかったものが、目の前にあった!

俺が子供の頃にここに来ていれば、間違いなく将来の夢は「JAXAの職員」だっただろう。

足下を雄叫びを上げて走り回るガキ共が、全く気にならなかった…むしろ心地よかった。

俺は科学という文字の響きが好きで、機械を苦手としない…機械アレルギーとは無縁で、機械を相手にすると嬉しくなる。

科学的なモノにも良いイメージしか無い…それは、幼少の頃に小さなトランジスタラジオを買って貰った時の嬉しさが今も焼き付いているんだと思う。

小さなラジオから音が出る…子供の俺にはそれが科学文明との最初の遭遇で、不思議な魔法の箱だった。

天体望遠鏡で月面のクレータを見たときも感激した。

顕微鏡も買って貰って、色んなモノをスライドガラスに挟んで観察した。

試験管や三角フラスコ、アルコールランプや三脚台なども揃えて実験したりしていた。

小学生高学年からラジコンのエンジン模型、中学生の時は無線部でハンダごてを持って自作の真空管短波ラジオを組み立てたり、高校辺りからはエレキギターや機材、バイクなどの機械を改造しまくり、進学は理数系でエンジニアを目指した。

科学は俺の憧れだった。

ただ、「つくば宇宙センター」は俺の想像を遙かに超えていた!

俺は写真を撮りながら人工衛星や宇宙船のレプリカなどを見上げて感嘆のため息をつき、紹介パネルを読んだり…恐らく模型だと思うが国際宇宙ステーションの中に入ったりした。

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糸川博士のペンシルロケットの実物大の模型があった!

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一番左が日本初のロケット。

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小惑星探査機はやぶさが着陸した惑星がイトカワ…小惑星リュウグウに向かう「はやぶさ2」の模型もあった。

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月の模擬砂時計というのがあった…月の砂は地球の砂より細かいんだけど、形状が尖っているので、砂時計にするとひっかかって落ちにいらしい。

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砂時計回してみるがサッパリ判らない…何故砂時計なのかも謎だったが、そういう事が判らない様では、宇宙ではダメなんだろう。

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入ってから出るまで驚きと感動の連続だった。

…まだ奈良にあった実家に住んでいたとき、家族旅行から戻るとネコの餌がスッカリ無くなっていた。

ネコのキチノスケは家の奥から滅茶苦茶怒りながら出てきた。

母が餌をえさ入れに盛ると、ワアワア怒りながらも餌をガツガツ食べていたが…この時の俺がまさにその状態で、嬉しさと驚きが同時に出ていた。

みうらじゅんさんは法隆寺の金堂に「住める」と言ったらしいが、俺はつくば宇宙センターに住めると思う。

隣の建物にある物販売り場に行ってみた。

月周回衛星「かぐや」のデータで作った、精巧な「月球儀」があった。

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宇宙飛行士のガチャポンがあったので回した。

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大満足で宇宙センターを出て、レンタカーを返してつくば駅に戻った。

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今回の北関東旅行は、出かける前は何処に何を期待するのかもイマイチ良く判らなかったが、予想に反して凄く良い旅だった。

有名観光地は何処も外国人旅行客でごった返しているけど、北関東の観光地は何処も日本人ばかりで空いていた。

やはり実際に現地に行かないと何も判らないんだなと痛感した…それが旅の良さなんだと思う。

北関東は素朴で静かだった。

出来ればこのまま外国人旅行客に荒らされないで欲しいのだ。